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飼育日誌
2018.03.20sagamigawa2014
「鯉の知らない世界」①

皆さん今日は。
いよいよ始まりました、春季特別企画展「鯉の知らない世界」。

コイは、魚の中で名前も良く知られた身近な生き物ではないでしょうか。

学名は「Cyprinus carpio」、「野鯉」「黒鯉」など呼び方は色々とありますが和名は「コイ」です。

コイは淡水魚の王様と呼ばれることもあるほど、体も大きくなり、寿命も長く、その仲間もとても多いのが特徴です。
その他にも、色々と興味深い特徴があるのです。
また日本では、古くから食用や観賞用としてコイを育ててきた文化もあります。

今回は、そんな知っているようで知らないコイの世界をご紹介したいと思います。
楽しみながら学べるよう、色々とコンテンツを用意しました。
是非とも「鯉の知らない世界」、ご覧頂ければと思います。

波多野


2018.03.19sagamigawa2014
3月のマンスリー水槽

皆さんこんにちは!
寒い日もありましたが、最近は春らしいポカポカした日が増えてきましたね。

3月のマンスリー水槽では、春の景色を思い浮かべるような水槽を作ろうと思い、
大きな風車と菜の花いっぱいの水槽にしました。

童謡の「ちょうちょう」に出てくるように、菜の葉にとまるチョウをイメージして、
チョウのようにひらひら泳ぐ「チョウチョウウオ」と「トゲチョウチョウウオ」を展示しています。

チョウチョウウオ

トゲチョウチョウウオ

お腹が空いているときは、小さな口で造花の菜の花をつついており、
水槽に近づくと、こちらに寄ってきたりする姿はとてもかわいいです!

パキッとした黄色や白色は見ていてなんだか元気が出ます。
是非科学館に見に来てくださいね!

黒川


2018.03.12sagamigawa2014
空飛ぶ哺乳類「ムササビ」

皆さん、ムササビって知っていますか?
聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ムササビは、リスの仲間で、なんといっても空を飛ぶことで有名です。

飛ぶと言っても正確には、皮膜と呼ばれる膜を広げて、高い場所から低い場所へ滑空をするのです。

ムササビなんて山奥にしかいないと思っていませんか。
実は、この相模原市にも生息しているのです。

今回のミニ企画展示「もっと知りたい相模の自然 第4回」では、津久井湖の脇にある、
県立津久井湖城山公園と相模市立博物館のご協力を頂き、城山公園に生息するムササビについてご紹介しています。

頭部の骨格標本や

ムササビの剥製標本を展示しています。

相模原市の自然の豊かさや奥深さを感じて頂ければと思います。

波多野


2018.02.27sagamigawa2014
謎のクラゲ

皆さんこんにちは!
最近は寒さも和らぐ日も多く、少しずつ春に近づいてるのかなぁ~と思ったりします。
春は新しい出会いもあると思いますが、今朝思いがけない出会いがありました。

皆さんは以前飼育日誌で紹介したパイプウニを覚えていますか?
実はなかなかうまく飼育することができず、綺麗な状態のパイプウニをお見せできないため、現在展示はお休みしています。

そんなお休み中の水槽で、事件は起きました。
なんと小さなクラゲが1匹、一生懸命泳いでいるのを発見したのです!!

これがそのクラゲです。

パイプウニの水槽にクラゲ!?と思うかもしれませんが、ここの水槽には「ライブロック」も入っているんです。
「ライブロック」、直訳すると「生きている岩」。
死んでしまったサンゴの骨格に色々な生物が長い年月をかけて定着したものがライブロックです。
今回はこのライブロックに、クラゲになる一歩手前の状態、イソギンチャクのような姿をしたポリプがくっついていて、
なんらかの条件が満たされて浮遊したんだと思います。

とりあえずビーカーに入れ、恒温槽(こうおんそう)で水温が保つようにし、エサのブラインシュリンプをあげます。

何クラゲでしょう‥‥
水温が25℃前後で、茶色っぽい色に平らな頭。
サカサクラゲかなぁ~と思っているのですが、この小さなクラゲ1匹ではまだ分かりません。

小さな体でせわしなく拍動する姿は、見ていて本当に飽きません。
展示予定はありませんが、いつか当館でクラゲも展示したいな~と思った黒川でした。

黒川


2018.02.22sagamigawa2014
ただようもの

さて問題です。

オオサンショウウオの水槽にただよう、この袋のようなものは一体何でしょうか?
 

正解はオオサンショウウオの脱皮した皮膚(脱皮殻)です。

ヘビなどの爬虫類が脱皮をすることはよく知られていますが、
カエルやサンショウウオなどの両生類も、脱皮によって体の表面の古くなった皮をまとめて脱ぎます。

脱皮殻はとても薄いので、すぐに丸まってしまったり、オオサンショウウオが脱皮殻を食べてしまったりするので、
なかなかきれいな脱皮殻を見る機会は少ないのですが・・この日はちょうど脱皮してすぐだったようで
きれいな写真が撮れました。

ちなみに上の写真はしっぽの部分です。
まるでぬいぐるみの縫い目のように線が入っていて面白いですね。
ちなみに、私の好きな脱皮殻のポイントは“手”なのですが・・


 
今回はうまく手の部分が取れませんでした。
(かろうじて指は分かりますかね・・?)
タイミングがよければ、脱皮殻がまるで手袋のようにただようのですが、
この日に限って殻の主が邪魔をして・・

カメラの前で、はいポーズ。
主が去ったときには、手袋はしぼんでしまいました・・。

亀ヶ谷


2018.02.15sagamigawa2014
腕の見せ所

はやいもので現在開催中の特別企画展「これ・なんだ?」も3月4日(日)で終了となります。
そこで、終わってしまう前に展示中のカイカムリというカニのお話をします。

まず、このカニがカイカムリです。

特徴は、背中に海綿動物というスポンジのような生物を背負って身を隠す習性があります。

先ほどの写真でも小さなオレンジ色の物体が写っているのですが、それが海綿です。でも、全く隠れていません。
観察しやすくていいのですが、これが本来の姿ではない気がします。そこで大きな海綿を水槽に入れてみました。
すると…

オレンジ色の海綿の下にカイカムリがもぐりこんで、せっせとハサミで海綿を切っています。
そして翌日にはこうなりました。

大きな海綿を背負うことができました。
上から見るとこうなります。

写真には2匹のカイカムリが写っています。右側は体がだいぶ見えていますが、
せっせと海綿を切っていた左側のカイカムリは完全に海綿に隠れて見えません。
カイカムリも海では外敵に見つからないように、自分の体に合った海綿を背負うものです。

いい腕です。


2018.02.09sagamigawa2014
目に優しい緑!

今月のマンスリー水槽は、バレンタインデーとホワイトデーをテーマに展示をおこなっています。
今回の担当は私、水族館BOY。男です(笑)
年がら年中フィールドに出て魚釣りばかりしている私。
このようなロマンチックな事柄は非常に苦手でして、、、
私の持つ女子力(?)をフル活用して企画をしたのですが、
当館の女性スタッフの方々に完成イメージ図案を見てもらったところ、、、
「怖い」、「品がない」、といったBADな評価ばかり(笑)
うーん難しい!!!
そして、アドバイスをもらい、試行錯誤、苦労しながらなんとか完成させることができました。

ハートの色は目に優しい緑色!

魚は天使のようなプラチナホワイトエンゼルフィッシュ!

エンゼルフィッシュは好奇心旺盛な魚で、手を近づけると近づいてきます。
かわいい!(水槽は叩かないでくださいね。)

ぜひ、私が頑張って作ったマンスリー水槽を見に来てくださいネ(笑)

水族館BOY 中尾


2018.01.25sagamigawa2014
人気者じゃなくても・・!

皆さんは“あの生き物が見たい!”と
特定の生き物目当てで水族館や動物園に行ったことはありますか?

生き物それぞれに独自の魅力がありますが、やはり“人気者”の生き物がいます。
受付や電話などでも“○○はいますか?”と聞かれることがよくあります。

“水辺の生き物水槽”のコーナーでは、
水生昆虫のタガメ、ゲンゴロウ、ミズカマキリの3種類を交代で展示しています。

水生昆虫自体がそこまで人気のある生き物ではないのですが・・
それでもやはり人気者がいます。
それは、水生昆虫の王様とも言われる“タガメ”です。


ゲンゴロウもなかなか人気のある種類なのですが、
ちょっと前に放送されたテレビ番組の影響か
タガメの問い合わせが多く、ゲンゴロウの展示を切り上げて
タガメを再登場させたくらいです。

先日、そんな人気者のタガメからミズカマキリに展示を切り替えました。
内心、またタガメの問い合わせがあるのではないかとヒヤヒヤしているのですが・・
ミズカマキリだって見てほしい!のです。

『カマキリ』とつきますが、タガメと同じくカメムシに近い仲間です。
実際のカマキリと比べてみると・・


たしかによく似ていますね。

ミズカマキリは触角がなくて『カマ』は細く、
細いおしりの先には長い呼吸管があります。
そして、タガメと同じように針状の口を持っています。
顔だけみてみるとタガメそっくり。

確かにタガメほどのインパクトはありませんし、
全然動きません・・。
でも動かないからこそ、じっくり観察できますし、
丸い目の意外と愛嬌のある顔をしているんですよ!

生き物たちは見れば見るほど発見があります。
“お目当て”じゃなくても、ちょっと足をとめて観察してみてくださいね。

亀ヶ谷


2018.01.21sagamigawa2014
黄金ナマズ

皆さま、今日は。
本年も「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」をよろしくお願い致します。
さて昨年12月29日より、期間限定で展示しています「黄金ナマズ」は、もうご覧になったでしょうか。

こちらのナマズは、岐阜県の川で偶然に見つかったもので、皮膚や眼の色素細胞にある黒い色の色素が無かったり
作れなかったりするため、黄色や白色に見えます。そのため、眼は血管が透けて見え、赤いのが特徴です。

展示開始当初は、落ち着かず、水槽の隅っこに頭を突っ込み、こんな感じに・・・。

その姿を良く見て頂けるよう、またナマズも落ち着けるよう、急きょ隠れ家を作製して入れたところ、
写真のようにおさまってくれました。

あまり見ることのない珍しいナマズです。
1月28日までの展示となりますので、是非ともこの機会にご覧頂ければと思います!

正面から見た顔が、気に入っています!

波多野


2018.01.20sagamigawa2014
なが~いナマコ

皆さんこんにちは!
今日の飼育日誌では、好きな人と苦手な人に綺麗に分かれてしまいそうな生き物、
オオイカリナマコを紹介します!

ナマコと聞くと、エクレアやスイートポテトのような形を想像する方が多いと思いますが、
オオイカリナマコはちょっと違います!!

長い!!!!写真には2匹のオオイカリナマコが写っていますが、
一匹一匹がとても長いです。
例えるならふにゃふにゃの長いチュロスでしょうか。スイーツが食べたくなってきました。
大きくなると3mにもなるという、とっても長いナマコです。
パッと見ただけではナマコには見えないですよね。

また、食事の仕方もちょっと変わっていて、
口の周りに生えている触手を、手のように動かして砂や水中のプランクトンをつかんで口に運んでいます。

つかんでは口へつかんでは口へ‥‥
こんな風に口から入った砂はうんちとして出てきます。

ぷりぷりぷり~~~♪
腸で砂の中の有機物を吸収し残りを出しているので、砂は綺麗になって出てくるんですね。

びっくりするくらい長いところや、食事の仕方、砂を綺麗にするお掃除屋さんな一面など、なかなか面白いやつです。
現在、特別企画展会場で展示しているので是非見に来てくださいね!

黒川