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飼育日誌
2020.11.20相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
くっつく生き物展④

皆さんこんにちは

現在当館で開催中の「くっつく生き物展」も残すところあと2週間程となりました。
飼育日誌ではこれまでに、フォトスポットブース、陸でくっつく生き物ブース、海でくっつく生き物ブースについてとりあげましたが、今回は川でくっつく生き物ブースについての話題です。

川でくっつく生き物ブースでは、身近な川で観察できる生き物を中心に5種展示しています。
川でくっつく生き物といえば、ハゼの仲間を思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回ご紹介するのは魚類ではなく、水生昆虫のヒラタドロムシの幼虫です。

川や用水路へ生き物採集に行くと、水中にある石の表面や裏に様々な生き物がくっついている様子が観察できます。カゲロウの幼虫やカワゲラの幼虫などが、いかにも昆虫といった見た目をしているのに対して、ヒラタドロムシの幼虫は丸く平たい形をしています。

また、成虫はコガネムシに似た姿をしていて、普段は水辺の植物の上にいますが、水の中にいる個体もしばしば見られます。幼虫と成虫で全く違う見た目をしているところにも面白さがあるなと私は思います。

前述のとおり、ヒラタドロムシの幼虫は石の裏にくっついていることが多いため、その姿を皆さんにご覧いただくためには展示方法に工夫が必要でした。試行錯誤した結果、鏡を用いた展示をしています。

しっかりと石にくっついている様子が観察できます。

小さな生き物ですので、ご来館の際はぜひ目を凝らして観察してみてください。

西田


2020.11.13相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
ヘビだって水辺はだいすき!

こんにちは。
当館では、大きい水槽から小さい水槽までたくさんの種類の魚を展示しております。どの魚もそれぞれに個性的で、筆舌に尽くしがたい魅力を持っているのですが、しかし!水を利用している生き物はなにも魚だけではありません。哺乳類も爬虫類も虫も、数え切れないほど多種多様な生き物たちが水辺の環境を利用して生活をしているのです。
今回はそんな魚ではないけれど水辺を利用しているヘビの仲間、ヒバカリをご紹介いたします!

とてもかわいらしい顔をしていますね。
大きくなっても全長60cm程度の小型のヘビの仲間です。
水辺がだいすき!と表現させていただいたように、日本各地の田んぼや湿地、川の周りでよく見かけることができます。
ヒバカリの大きな特徴のひとつは食べ物です。ヘビの好物というとやはりネズミが思い浮かびますが、ヒバカリは何と小魚やオタマジャクシが大好きなんです! 他のヘビと同様に小型のカエルなども捕食するようですが、水の中にいる生きた小魚を捕食するのはヒバカリを代表するとても面白い特徴ですよね!

さて、お次にはヒバカリのもう一つの大きな特徴である「名前」について触れてみましょう。
皆様の中にも、ヒバカリなんて変わった名前だなあと思われた方もいらっしゃるかもしれません。実はこの名前は、「咬まれてしまったらその日ばかりの命だ」と言われていたことから付けられた名前なのです。
えっ!そんなに強い毒があるの!?と思われるかもしれませんが、実はヒバカリ、毒は持っておりません!なんなら性格も大人しく、めったに咬みついてくることもないのです。
じゃあどうして「その日ばかりの命」なんて言われてしまったのか、私には想像することしかできませんが、ただ私としてはそういったエピソードから、昔の人々のこのヘビに対する想いが伝わってくるようで、人の温もりを感じるとても良い名前だと思っています。
こんなかわいらしく大人しいヘビが昔は恐れられていたのかなぁ、なんて考えると少し可笑しいですよね(笑)

そんなヒバカリは、先日より水辺の生き物水槽の一画にて展示中です。
生息環境を再現した水槽となっているので、もしかしたら水の中の魚を捕食する姿が見られるかもしれませんよ?
ぜひ、ヒバカリの実物をご覧いただいて、名前の由来と共に個性的な姿と生態を記憶にとどめていただければと思います。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。

山田


2020.11.06相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
紅葉と一緒にお魚観察

皆さんこんにちは

今年も残すところあと2ヵ月となりました。
気づけば11月になっていました。あっという間ですね。

当館には毎月展示更新をしているマンスリー水槽があります。
11月のマンスリー水槽は、紅葉をテーマにした展示となっています。
水槽内では、赤い体色のレッドプラティが群れて泳いでいます。

その姿は、まるで紅葉した葉が舞っているかのように見えます。
水槽を眺めているとこちらに気づいて寄ってくることがよくあるのでそんな姿も魅力の1つです。

ご来館の際はぜひ、レッドプラティを観察しながら秋の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

西田


2020.11.03相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
くっつく生き物展③

皆さんこんにちは

現在当館で開催中の「くっつく生き物展」に関する話題です。
これまでに、フォトスポットブースと、陸でくっつく生き物ブースについて飼育日誌でとりあげましたが、今回は海でくっつく生き物ブースについてご紹介します。

海でくっつく生き物ブースでは、
コバンザメやマダコなどを展示していますが、それ以外にも多くの生き物を見ることができます。その中から小さくて愛嬌のある生き物をご紹介します。

それは・・・・・

吸盤状に変形した胸鰭を使ってくっつくことができるフウセンウオです!
海の中では岩や海藻にくっついて暮らしています。

その名のとおり、丸く膨らんだ風船のような体型をしています。くっついている姿だけでなく、泳いでいる姿にも癒されます。
体色は黄色や茶色、白色など個体によって様々です。ちなみに、私のお気に入りは白いフウセンウオです。
小さくて愛嬌のあるフウセンウオですが、その雄は雌が産んだ卵を孵化するまで守ります。
いわゆるイクメンですね!

ご来館の際はぜひ、お気に入りのフウセンウオを見つけてみてください。

西田


2020.10.30相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
寝ても覚めてもゲンゴロウ part 3

こんにちは。
ゲンゴロウに関する投稿もこれで三度目になります。
part1、part2ではゲンゴロウの繁殖について書かせていただきましたが、今回は別の生き物を皆様にご紹介させていただきます。

その名も、「シマゲンゴロウ」!!

すごく綺麗で可愛らしいゲンゴロウだと思いませんか!名前にあるように、上翅に4本の黄色い縞模様が入るのが特徴のゲンゴロウです。

そもそもですが、皆様はゲンゴロウには似た仲間がたくさんいることをご存じでしょうか?実はゲンゴロウの仲間は世界に約4,000種、日本に限定しても約130種も知られているのです!

「ゲンゴロウ」という名前はこれらの仲間の総称として用いられることもよくあるので、ゲンゴロウという種を表す場合には「ナミゲンゴロウ」などと呼ぶことも多いです。
今回はややこしさを避けるために、前のpartでご紹介したゲンゴロウはナミゲンゴロウと呼ばせていただきますね。

シマゲンゴロウは水田や湿地に棲むゲンゴロウで、日本各所に生息しています。かつては全国で普通に見られましたが、現在は全国的に激減しており神奈川県では絶滅危惧ⅠB類という、非常に絶滅の危険性が高い種となってしまっています。

シマゲンゴロウのサイズ感はこんな感じです。ナミゲンゴロウの大きさが4cm弱であるのに対して、シマゲンゴロウは1.4cm程度、大体親指の爪くらいの大きさです。すごく差がありますよね。ただ、これは実はシマゲンゴロウが小さいのではなく、ナミゲンゴロウがとびきりデカいのです!

ナミゲンゴロウは日本で最大のゲンゴロウであり、水生甲虫の仲間でみても日本最大を誇ります。なので、ナミゲンゴロウと比べるとすごく小っちゃく見えるシマゲンゴロウも、ゲンゴロウの仲間の中でみれば中型に分類されます。ゲンゴロウの仲間にはもっともーっと小っちゃい奴らがたくさんいるんですよ…!

いずれそういった種もご紹介できればと思っております。

さて、当館では実はナミゲンゴロウに続き、シマゲンゴロウも展示を開始しました!!

皆様にもシマゲンゴロウとナミゲンゴロウのサイズの違いを感じていただきたく、新たに水槽を一つ追加しまして、並べて展示しております!ぜひ2種の違いを比べてみてくださいね。

皆様のご来館を心よりお待ちしております。

山田


2020.10.24相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
神出鬼没のアイツ

現在、絶賛開催中の特別企画展「くっつく生き物展」のある場所に、
神出鬼没に現れるやつがいます。

それはこちらの水槽。

カタツムリの仲間、ミスジマイマイの展示水槽です。

 

 

よ~くご覧ください。

 

 

お分かりいただけますでしょうか。

タニシのような小さな巻貝がいますね。
これは、れっきとしたカタツムリの仲間で
おそらくオカチョウジガイだと思います。
大きさは4~5mm程度で、大きくても1cm程度の小さなカタツムリです。

小さいので気づきにくいですが、
オカチョウジガイは落ち葉や石、植木鉢の下など、
よくよく見てみるといろんな所にいます。
水槽のレイアウトに使っているコケの中にくっついてきたようです。

小さいけれど動きは早く、
気付くといなくなっています。

この時も、イモをちょっと味見したら‥

すぐコケの中に潜ってしまいました。

 


2020.10.18相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
地味だけど‥

秋と言えば、“食欲の秋”、“読書の秋”、“芸術の秋”など色々言われていますが、今回はチャレンジの秋!ということで、
ただ今、小川の実験観察テーブルではずっと展示してみたかった生き物を展示しています。

その生き物は‥

二枚貝です!

なぜ今まで展示していなかったのかというと‥
‥地味だから。
ほとんど動きません。
なかなか注目されにくい生き物なので、
これまでは展示を見送っていました。

今回は、チャレンジしてみよう!と思い立ち、
マシジミの濾過実験と合わせて、
淡水にすむ二枚貝の仲間をご紹介しています。

シジミを含め、二枚貝はよく
水をきれいにすると言われていますが、
実際に見てみると‥

朝、植物プランクトンを入れた直後はこんな感じです。

それが夕方になると‥

こんなにきれいになっているのです!

地味だけど、すごいと思いませんか?
担当としては結構お気に入りの展示です。


2020.10.13相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
進化のふしぎ

気づいたらセミの鳴き声も聞こえなくなり、
すっかり肌寒くなった今日この頃です。

10月のマンスリー水槽では
ハロウィンの“おばけ”をテーマにした生き物を展示しています。
その生き物がこちら。

のっぺらぼうみたいなお魚です。

この魚はブラインドケーブカラシンといって、
メキシコの洞窟の中でくらしている魚です。
光のとどかない洞窟の中で進化したため、
目が退化しメラニン色素も持ちません。

なぜ“洞窟”という限られた場所を選んだのか、
進化の不思議を感じさせる魚です。

暗くて餌の少ない洞窟の中でくらしているので
あまり動かないように思えますが、
とにかくよく動きます。

見ていて飽きない魚です。

 


2020.10.04相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
ふれあい田んぼ探検隊 〜稲刈り・稲架掛け〜

みなさんこんにちは。

夏の暑い日差しも和らぎ、涼しい日も増えてすっかり季節は秋となりました。

当館では毎年「ふれあい田んぼ」で、田植えから収穫、そしてとれた新米を食べるところまでを体験するイベント、「ふれあい田んぼ探検隊」を実施しています。
毎年5回行う田んぼ探検隊の活動は、5月から11月までお米ができるまでの様々な作業を体験できます。

今年は臨時休館もあり、8月22日(土)に行った観察会からの開催となりました。
そして、10月3日(土)は「稲刈り・稲架(はさ)掛け」の日でした。
左の写真が観察会、右の写真が今回の稲の様子です。
観察会ではまだ青かった稲も、綺麗な黄色に色づいて垂れ下がっています。

 

稲刈りは鎌を使いました。
はじめに、鎌の使い方を確認。自分の手や、周りの隊員に気をつけながら刈っていきます。

 

準備ができた隊員からはじめていきましょう!

 

刈り終わったら、稲を運んで…

 

一箇所にまとめたら、次は稲架掛けです。

稲をまとめて束にしたら、向きを揃えてヒモで結んでいきます。
稲がバラバラにならないように「巻き結び」という結び方でしっかり結んでいきます。
まずは柱で結び方の練習。この結び方がなかなか難しいのです…

 

最初はみんな苦戦していましたが、稲を結んでいくうちにだんだんと慣れてきました。

ぎゅっと力強く結んで…

 

稲を柱に掛けて干していきます。

 

稲架掛け完了!お疲れ様でした!

これから約2週間、稲を乾燥させていきます。乾燥させることで、お米がずっと美味しくなります。
稲が乾燥したら次回は「脱穀・風選」。稲からもみを外していきます。
次回のふれあい田んぼ探検隊は10月17日(土)。
ここからだんだんとお米になっていきます。

次回のふれあい田んぼ探検隊もお楽しみに!

熊田


2020.10.01相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
くっつく生き物展②

皆さんこんにちは

当館で9月18日より開催しています、「くっつく生き物展」についての話題です。

前回の飼育日誌では、トッケイヤモリの展示についてご紹介しましたが、今回は、陸でくっつく生き物ブースの中から、ケープハイラックスの展示をご紹介します。

ケープハイラックス?

初めて名前を聞く方も多いかと思いますが、哺乳類の仲間です。
大きなネズミの仲間にも見えますが、分類的にはゾウの仲間に近いようですね。

蹄のような形をした足のツメを見ると確かにゾウに近いものを感じます。
自然界では、岩場にすみかを見つけて暮らしています。

どうやってくっつくの?

くっつく生き物展ですので、もちろんケープハイラックスはくっつくことができます。
とはいっても、カエルやヤモリのように壁面にずっとくっつくことができるわけではありません。
ケープハイラックスの足の裏には柔らかく弾力のある肉球があり、常に湿っています。
湿っていることによって粘着力があり、垂直に近い岩壁でも登ることができます。

ペタッとくっつくというよりは、滑り落ちないようにするといったイメージでしょうか。

そんなケープハイラックスですが、正面から見ると笑っているような顔つきで、見ていると微笑ましくなります。

間近でじっと見つめると、こっちを向いてくれることもあります。

初めは慣れていなかったためか、同じ場所からほとんど動きませんでしたが、最近少しずつではあるものの動く様子も観察できるようになりました。

ご来館の際はぜひケープハイラックスを観察してみてください

西田