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飼育日誌
2019.09.17相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
ふれあい夏まつり!④

夏はお祭りの季節!
相模川ふれあい科学館でも夏季特別企画展“ふれあい夏まつり-帰ってきたカピバラ-”を開催中です。

ふれあい夏まつりでは、1日4回のふれあい体験や、エサやり体験を通じて生き物とふれあう事が出来ます。
今回は前回紹介したカブトムシ・クワガタムシ以外の“むし”たちをご紹介します。

展示している場所は、まるで森の中で“むし”たちを探すようなイメージで飾り付けをしてみました。

展示は大きく2つに分かれていて、「のぞきこんで探す場所」と、
「あるものそっくりに化けているものを探す場所」があります。

のぞきこんでむしを探すと…
あっ!いました

これはチャグロサソリですね。サソリと聞くと尾の毒針が危険というイメージがありますが、
このサソリは毒が弱く大人しい種類だといわれています。

次はこの中にいるむしを探します。

これは難しいですね…

正解はこちらでした

アマミナナフシが木の枝そっくりに化けていました。
相模原周辺でみられるナナフシに比べて大きい体をしているので、なかなか見ごたえがあります。

このほかにもいろいろな“むし”たちがいます。
9月29日までふれあい夏まつりは開催していますので、ぜひ探しに来てくださいね。

竹本


2019.09.13相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
9月のマンスリー水槽

皆さんこんにちは!
現在開催中の特別企画展「ふれあい夏まつり~帰ってきたカピバラ~」にはもう足を運ばれましたか?
館内ではカピバラやリクガメにエサやりをすることができる、「プレミアムエサやり体験」があったり、
色々な種類の昆虫とふれあうことができる、「ふれあいワゴン」が一日に4回も開催されていたり、イベント盛りだくさんです!
ふれあい夏まつりは、9月29日(日)まで開催していますので、皆さんのお越しをお待ちしています!

さて、今回の飼育日誌では、9月のマンスリー水槽の紹介です。
9月のイベントと言えば、やっぱりお月見かな~?ということで、
傘の形ががまん丸のお月様のような形をしている、キャノンボールジェリーを展示しています。

南米の東岸を中心に太平洋・大西洋の数か所で確認されているクラゲです。
キャノンボールとは“大砲の弾”という意味ですが、一度聞いたら忘れられないような、少し変わった名前ですよね。

ぽよぽよっと柔らかそうな見た目とは裏腹に、
触ってみると、他のクラゲと比べてかなり固く、しっかりと肉厚を感じます。
(刺されてしまう可能性があるので、皆さんはどんなクラゲにも触らないようにしましょう!)
「こんな砲弾なら撃たれてみてもいいな~」と少し思ってしまいます。

水槽の中をせわしなく泳ぐ姿はとても可愛らしいので
特別企画展を見終わった後は、是非キャノンボールジェリーも見てみてくださいね!

黒川


2019.09.04相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
ふれあい夏まつり!③

夏はお祭りの季節!
相模川ふれあい科学館でも夏季特別企画展“ふれあい夏まつり-帰ってきたカピバラ-”を開催中です。

ふれあい夏まつりでは、1日4回のふれあい体験や、エサやり体験を通じて生き物とふれあう事が出来ます。
今回は展示しているカブトムシ・クワガタムシの紹介をしたいと思います。

暑い盛りはようやく過ぎたようですが、私は「夏といえばカブ・クワ!」という印象があります。そこで、企画展の中では世界のカブトムシ・クワガタムシを紹介するコーナーを作って5種類を展示しています。

世界最大のヘラクレスオオカブト、アジア最大のコーカサスオオカブト、クワガタムシでは世界最大のギラファノコギリクワガタ、世界最強ともいわれるマンディブラリスフタマタクワガタ、世界一美しいニジイロクワガタを紹介しています。(2019年8月21日現在)


ヘラクレスオオカブト


ギラファノコギリクワガタ


マンディブラリスフタマタクワガタ

カブトムシよりもクワガタムシの種類が多いのは、ただ企画展担当の私がクワガタ派という理由です。

クワガタ、かっこいいですよね☆
まだまだ夏は終わりません。


2019.08.24相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
ふれあい夏まつり!②

夏はお祭りの季節!
相模川ふれあい科学館でも夏季特別企画展“ふれあい夏まつり-帰ってきたカピバラ-”を開催中です。

ふれあい夏まつりでは、1日4回のふれあい体験や、エサやり体験を通じて生き物とふれあう事が出来ます。
1回目ではカピバラの紹介をしましたが、2回目はリクガメのお話をしたいと思います。

ふれあい夏まつりでは、2種類のリクガメの仲間を見る事が出来ます。

まずは、リクガメの中では、世界最大級の大きさになるアルダブラゾウガメ!

アフリカ大陸の東側にあるアルダブラ環礁という島に暮らしています。
大きなものでは甲長が1メートル以上にもなり、150年以上生きるものもいるそうです。

展示しているのは、岐阜県の“世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ”よりお借りしているオスの「デコ」という個体で、
甲長が約80㎝、体重は70㎏の大きさです!

次に、リクガメの中では、世界で3番目に大きくなるケヅメリクガメ!

現在は甲長が50㎝ほど、体重が約30㎏の個体が2頭仲良く一緒に暮らしています。

ふれあい夏まつりでは、大きなリクガメの甲羅をさわる事が出来たり、
有料(200円)でエサやりをする事が出来ます(9:30~12:00・13:00~16:30 それぞれ限定100名様)。

最後になりますが、天気のいい日には夕方散歩をさせたりもしています。
閉館後のため駐車場も閉まり、目にする機会はほぼ無いと思いますので、写真だけでも載せたいと思います。

竹本


2019.08.17相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
ふれあい夏まつり!①

夏はお祭りの季節!
相模川ふれあい科学館でも夏季特別企画展“ふれあい夏まつり-帰ってきたカピバラ-”を開催中です。

ふれあい夏まつりでは、1日4回のふれあい体験や、エサやり体験を通じて生き物とふれあう事が出来ます。
ここからは4回に分けて、飼育日誌で企画展の紹介をしていきたいと思います。

まずはカピバラから!

一昨年の夏にもカピバラを科学館で展示したことがありましたが、とても人気だったことから、
今年は成長したカピバラを紹介したいと思い“帰ってきたカピバラ”となりました。

一昨年はまだ8か月の幼獣が2頭の展示でした。

今年は、6歳の父、3歳の母、5か月の幼獣の家族のカピバラを紹介しています。

やはり世界最大のネズミの仲間だけあって、大きい。一昨年より展示ブースが2倍以上の広さになり、
プールも大きく深いものになりました。

さらに1日2回、11:00と14:00にエサやり体験も行っています。
各回10組様限定で間近でカピバラにエサをあげる事が出来ます!

仲良しなカピバラの家族に癒されに、ぜひ科学館に遊びに来てくださいね。

竹本


2019.08.06相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
カラッパ登場です。…からっぱ??

海の生き物水槽では現在カラッパの仲間を展示しています。

丸い体で、下のほうに生えている足でちょこちょこと歩いています。
カラッパとはいったい何者なのでしょう。

先ほどの写真は、カラッパを後ろから見たところなのでわかりにくかったのですが、前から見ると正体がわかります。

カラッパはハサミを持つカニの仲間でした。

すこし変わった名前ですが、この由来はマレー語の“ヤシの実”からきているそうです。

確かに、つるんとした見た目はヤシの実に似ていますね。

解説の中では、ある生き物を好んで食べるためにハサミの形が左右で違う点など、カラッパの面白い生態を紹介しています。

ぜひカラッパに会いに来てくださいね。


2019.07.23相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
トンボの幼虫

皆さんこんにちは。
いよいよ本格的な真夏の暑さになってきましたね。

当館の周辺ではトンボをよく見かけるようになりましたが、
皆さんはトンボの幼虫「ヤゴ」を見たり、捕まえたりしたことはありますか?

ヤゴは成虫になるまでは、流水、止水域を問わず陸水域で暮らしています。
幼虫はさほど大きくありません。さらに、泥や砂に潜っていたり、石の陰に隠れていることも多いため、
普段から頻繁に目にすることはない生き物なのではないでしょうか。

そこで当館では7月20日から、田んぼの今水槽で2種類のヤゴを展示しています。

1種目はオニヤンマのヤゴです。
オニヤンマは日本最大のトンボで、ヤゴの状態で数回越冬もします。
羽化直前には、他種のヤゴと比べても特に大きく成長しています。
腹部の背中側に2本の黒色斑列があるのが特徴です。


じっくり観察すると水槽のガラス越しに確認できると思います。

2種目はミヤマサナエです。
サナエトンボの仲間で、「サナエ」という名前は、晩春~初夏の早苗とりの頃に羽化するものが多いことから付けられました。
サナエトンボ科のヤゴの中ではホンサナエに似た見た目をしていますが、体がより扁平であるような点から種判別されます。
また、腹部第9節の背中側に棘があり、腹部第7~9節の側面にも棘があるのが特徴です。

棘に関しては、実体顕微鏡がないと確認しにくいため、裸眼での種判別は難しいと言えるでしょう。
水生昆虫の図鑑とにらめっこしつつ、顕微鏡を覗いていると、改めて奥の深い世界だなと感じます。
ご来館の際はぜひ、2種のヤゴを眺めてみてください。

西田


2019.07.13相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
もうすぐ海開き

皆さんこんにちは!

ここ数日は不安定な天気が続いていますが、7月に入って本格的な夏を迎えます。
今月には多くの海水浴場が海開きとなるでしょう。

皆さんは海での遊びといえば何を思い浮かべますか?

私は、ダイビングやシュノーケリングが初めに思い浮かびます。
砂浜で遊ぶのもいいですが、やはり、水中で生き物を観察するのは楽しいです。
そこで今月のマンスリー水槽では、日本近海の浅海域で見ることのできる魚を3種展示しています。

まずは体色が鮮やかな青と黄色のソラスズメダイです。
伊豆など暖かい海で潜っているとよく目にする魚です。群れて泳いでいるのでとても綺麗です。

次はアケボノチョウチョウウオです。こちらも伊豆ではよく見かける種類の魚です。
蝶のようにひらひらと泳ぐ姿に癒されます。

最後はイシヨウジです。名前の通り、楊枝のように細長い体が特徴の魚です。
岩の上で休んでいることが多いですが、体をクネクネさせて泳ぐ姿がとても可愛いです。

また、今月のマンスリー水槽では、海に潜っているつもりで写真が撮れます。
撮影グッズを使って記念写真を撮ってみてください。

西田


2019.06.30相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
第3回アユの食育イベント、開催しました!

皆さんこんにちは!
今回の飼育日誌では、6月22日(土)に開催したアユの食育イベントの様子をご紹介したいと思います。

この食育イベントは今回で3回目の開催です。
ふれあい科学館でアユについての解説→お隣の旭屋さんへ移動し、アユの串打ち(串刺し)体験→実際にアユの串焼きを実食、
という流れで行います。

イベント前半部分の「アユについての解説」で、
前々回は大きな模造紙を使い、前回はパワーポイントを使って解説しましたが、どちらも反省点が多く、
今年こそ何かいい方法を見つけたい!と思っていました。
色々考えた結果、今年は「紙芝居形式」で解説をしてみました!

見やすいようにA2サイズのかなり大きな紙芝居にして、一緒に参加してもらえるような仕掛けや、アユクイズを入れてみました。

アユについて学んだあとは、旭屋さんに移動して串打ち体験です!

朝から小雨だった天気は、この時にピークに!笑
ザーザー降りでしたが、皆さん串打ちに夢中でそれどころではない様子です。

私たちでもなかなか難しい串打ちを、一生懸命板長さんに教わります。
(この串打ちを習得するには、3年ほど修行を積むらしいです!)

アユが焼きあがるまで、宴会場でアユのおさらいクイズや、お土産のアユノートを配布したり‥

そして約30分後、お待ちかねの実食!

自分で刺したアユの味は、別格なのではないでしょうか?
骨まで間食している方もたくさんいらっしゃいました!

このイベントで毎年お世話になっている旭屋さん、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました!
来年もどうか、よろしくお願いします、、、!

また、副担当をしてくれた先輩は、前日の23時近くまで一緒に準備をしてくださいました、
紙芝居に力を入れすぎていて、私一人では終わらなかったと思います。
本当に×10000ありがとうございました。

最後のアンケートでも、「楽しかった!」とたくさんご回答いただき、満足いただけてよかった~という気持ちと、
準備不足の反省を来年に活かそう、と思った黒川でした。

黒川


2019.06.25相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
ミヤコタナゴの人工産卵床

タナゴの仲間は、生きている淡水性二枚貝の中に産卵するという特殊な生態を持ちます。
そのため、産卵準備の整った雌のタナゴは、貝の中に卵を産み付けるための産卵管と呼ばれる管を伸ばし、
貝の出水管にその管を差し込んで卵を産み付けます。

そして雄のタナゴは、入水管付近に放精し、貝が水を取り込むのと一緒に精子が貝の中に運ばれ、
貝の中で受精が完了するという、実に良くできた産卵様式を示します。

飼育下でタナゴの仲間を繁殖させるには主に2つの方法がとられています。

1つは、二枚貝に産卵をさせて、自然に繁殖させる方法(自然繁殖)。もう1つは、人為的に腹部を圧迫して、
採卵・採精して、人工授精させる方法(人工繁殖)。

本来であれば、二枚貝を用いて自然繁殖を実施するのが一番良いと思いますが、二枚貝の飼育は難しく、
長期飼育するこが困難であり、また現在、淡水性二枚貝の多くが絶滅危惧種として指定されているほど、
自然界で数が減ってしまっているのです。

そのためタナゴの繁殖だけに二枚貝を使っていくのにも限界があると思います。

そして人工繁殖では、繁殖できる種もありますが、中には上手くいかない種があったり、
人為的な選択により親魚が選ばれたりするなど、問題点もいくつかあります。

また水族館などでは、展示水槽で繁殖できそうな個体がいても、人工繁殖を行うために、
その個体だけをその都度取り上げるのが困難だという問題もあります。

そのため、展示水槽では、見せることを中心に、そして繁殖活動の多くがバックヤードなど
予備の水槽で行われています。

そこで、二枚貝の使用に配慮し、且つ自然産卵により、受精卵を得られないものか、
更には展示水槽で繁殖させるにためにはどうしたらよいかを考えました。

そして、これらを解決するために人工産卵床装置なるものを作製してみました。

過去にもいくつか研究例はありますが、今回は展示水槽でも使えるよう作製を試みました。

簡単に言いますと、プラスチック容器を用いて二枚貝のように出水管、入水管を作り、
水の流れがつけられるよう再現しました。

また過去の論文などで、貝の匂いや物質が産卵行動を誘起することが示されており、
今回も貝を1つ容器に収容して、水流に貝の匂いなどが出るように工夫してあります。

予備水槽の実験でのテストを経て、システムの問題点も見つかりました。
そのような問題点を解決し、いよいよ今年、ミヤコタナゴの展示水槽で公開実験として、
人工産卵床装置を設置しました。

装置のスイッチを入れると、もう直ぐに雄が近寄ってきて縄張り行動を示し、
雌も盛んに水の出口をのぞき込む行動が見られました。



そして数日後には、産卵を確認しました。

それからも毎日ではありませんが、卵が産み付けられており、
その卵を取り上げてバックヤードで飼育していると2日後には孵化を確認することが出来ました。

孵化を確認出来たということは、産卵、放精、受精と、一連の繁殖行動がこの装置の中で完結したことを示し、
淡水性二枚貝以外で繁殖に成功出来ました。

まだまだ受精率が低いことや、全く二枚貝を使用していない訳ではないなど問題点は多くあります。

しかし何より、展示水槽で、繁殖行動から産卵まで、展示しながら実施できたことに意味があるかと思っています。

雄の縄張り行動や雌ののぞき込むような行動など、見ていて飽きません。

まだしばらくは展示水槽に設置してデータを集めようと思いますので、小さな手作り装置ですが、
大きな可能性も秘めていると思います。是非ともこの機会にご覧いただけばと思います!!!

波多野