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飼育日誌
2021.02.24相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
田植えに向けて… 「田起こし」

2月も半ばを過ぎて、三寒四温。
暖かい日も少しずつ見えて春の匂いがしてきました。

現在当館は臨時休館中ですが、スタッフは様々な作業を日々行なっています。
当館では毎年、田植え〜収穫祭までを体験できるイベント「ふれあい田んぼ探検隊」を行なっています。
今回は、今年の新しい稲を植えるための最初の作業、「田起こし」を行いました。

田起こしでは、稲が根を張りやすくするために、固まった土を鍬や専用の機械を使ってかき混ぜていきます。

この作業で、田んぼに生えていた植物も一緒にかき混ぜます。混ぜられた植物は腐植になります。
土の中にいる様々な微生物たちがその腐植を食べて、出た排泄物などが土に栄養を含ませていきます。

田起こし終了!
今回は2日間かけて行いました。
稲が元気にしっかり根を張れるように深く掘ってかき混ぜていくので、なかなか大変な作業でした…

この後は、肥料を撒いて土に栄養を含ませる「施肥」や、水を張って土をさらにかき混ぜて平らにしていく「代掻き」などなど…
まだまだ準備はありますが、早くも今年の田植えが楽しみです!

熊田


2021.02.16相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
水槽をピカピカに

今回の飼育日誌は「水槽掃除」についての話題になります。

現在当館は臨時休館中ですが、スタッフは水槽掃除や給餌を欠かさず行っています。
その中から、サクラマスを展示している回遊魚水槽の掃除の様子をご紹介します。

回遊魚水槽は水量が約5.4tあり、当館の中では大き目の水槽です。そのため掃除をするのにも少し時間がかかります。

まずは、掃除に使う道具です。

白いバットに入っているのが、コケをとるために使うメラミンスポンジです。
その横にあるのが、底に落ちた排泄物や残餌を吸い出すために使うものです(ホースの先にペットボトルが付けてあります)

道具の準備ができたところでいざ掃除開始です。

まずは水槽の外から目に付く大きな残餌などを吸い出します。


水槽の外からでは手が届かないところがあるので水位が下がってから、胴長を履いて水槽内に入ります。

ある程度吸い出しが終わったらコケ掃除に移ります。

隅までしっかりと磨きます。
およそ2時間かけて吸い出しとコケとりの作業が終わりました。

ピカピカになったところで飼育水を満水になるまで入れます。
掃除のあとは少し濁りが残りますが、時間が経つと・・・

↑掃除前


↑掃除後
きれいになっているのがわかりますか?
(なんとなく透き通っている感じ)
写真だと伝わりにくいかもしれませんが、近くで見るとかなりきれいになっています!
きれいになると気分が良くなりますね。

ここまで、回遊魚水槽の掃除についてのお話でした。

営業再開後にご来館の際はぜひサクラマスをご覧ください。

西田


2021.01.26相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
投網で魚を採ってみよう(前編) ~投網って何?~

今回の飼育日誌は「投網」についての話題になります。

投網⁇なにそれ⁇
と思った方もいるのではないでしょうか。
投網(とあみ)とは、魚を捕まえるための漁具の1つで、その名の通り投げて使う網のことです。


どこでどうやって使うのか気になりませんか?
気になりますよね???
ちなみに私は休日に投網を持って魚を採りに行くほど採集が大好きです。
それはさておき話を進めます。

投網は基本的には河川で使われることが多いです。岸から投げたり船上から投げたりします。
魚を採る方法は投網以外にもたくさんありますが、投網は水深が比較的浅い場所にいる魚を採る時に活躍します。また、泳ぐのが速く手網などで採りにくい魚にも有効です。

魚が居そうなところをめがけて投網を投げると、網が円状に広がり、網の先端に付いているオモリが沈んでいきます。


オモリが着底する前に魚が逃げてしまうのでは?
と思いきや、オモリに沿うようにポケットのようなものがついており、そこに魚が入ると逃げられなくなります。


水中から投網を回収すると魚がポケットに入っているという仕組みです。
とてもよく考えられた漁具ですよね!

次に、投網には様々な種類があります。
採りたい魚の大きさや採集場所によって使う投網が変わってきます。
大きな違いとしては網の目合いです。小さい魚を採りたいときは目合いの細かいもの、大きな魚を採りたいときは目合いの粗いものを選びます。
他にも、投網の大きさによって重さもかなり差があり、投げ方も様々です。

ざっとこんな感じでしょうか。
簡単に投網についてお話ししましたが、なんとなく興味を持っていただけたでしょうか?

投網の仕組みがわかったところで、
今回は当館の敷地内で投網を投げている様子をお見せします。
もう少し暖かくなってから採集に行くための肩慣らしです。
陸上で投げるため、ボールを魚に見立てて行います。
投げるごとにボールの位置をずらして、狙った所に投げられるように練習しています。

準備を整えて

投げてみます

このように網が広がります(開き具合はイマイチ)

オモリが着地したので

網を引き寄せてくると・・・

ポケットにボールが入っているので成功です!
実際に投網がきれいに開いて魚が一度にたくさん採れたりするのが投網の魅力だと思います。

ここまで、「投網で魚を採ってみよう(前編)」をご覧いただきましたが、
「投網で魚を採ってみよう(後編)」では、実際に川で魚を採る様子をお伝えできればと思います。(春頃になると思いますがご了承ください)

皆さんもぜひ一度投網を手にとってみてはいかがでしょうか?

最後に大事なお話です。
海や川で生き物を採るには都道府県や海域、河川ごとにルールや注意事項があります。いつでもどこでもできるわけではありません!事前にそのルールを確認してから採集に出かけましょう!
以上、大事なお話でした。

西田


2021.01.04相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
バックヤードのお掃除屋さん

今回の飼育日誌のキーワードは「掃除」です。
皆さんは年末に自宅や職場の大掃除をしましたか?
掃除は手間がかかることが多いですが、きれいになると気分が良くなりますよね。

水族館で水槽掃除は欠かせない作業の1つですが、スムーズに行うために様々な工夫をしています。
使いやすい掃除道具を作ってみたり・・・


↑こんなものや


↑こんなものも
主にコケを落とす目的のものになりますが、もちろん人力によって効果を発揮します。

しかし今回は、飼育している生き物の力も借りて水槽をきれいにできないかということで、バックヤードにある水槽でその試みをしてみました。
複数ある水槽(淡水のもの)の中にそれぞれボウズハゼを入れてみたのです。


ボウズハゼは河川の上・中流域の岩や石の上でよく見られるハゼの仲間です。普段は付着藻類を歯で削り取って食べています。そこで、その特徴を生かして水槽内のコケを食べてもらおうと考えました。
ボウズハゼを入れてみてから1ヶ月ほどが経った頃から
掃除をしていない水槽がきれいになっている気が・・・
その後も日が経つにつれてきれいになっていきました。


↑ボウズハゼを入れていない水槽


↑ボウズハゼを入れている水槽

写真を見れば一目瞭然ですよね!
今回の試みは成功     でいいですよね!?

まさにバックヤードのお掃除屋さん!
今では数多くの水槽でコケを食べて掃除をしてもらっています(もちろん飼育員も今まで通り掃除をしています)。

西田


2021.01.01相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
新年の始まり

あけましておめでとうございます。
2021年が始まりました。
昨年は色々と大変な年となりましたが、今年は明るいニュースがたくさんあるといいですね!

さて、今回はマンスリー水槽についての話題です。
現在マンスリー水槽では、「新年」をテーマにお正月の雰囲気を再現しています。
展示しているのは、マダイです。

「めでたい(●●)=目出鯛(●)」
と語呂が良いことから、縁起物としておせち料理の中に並ぶこともある魚です。

水槽内には重箱が並んでいて、伊達巻や椎茸、エビなどいくつかの具材が入っています。

もちろん本物ではありませんが、マダイが餌と勘違いして近づいて来る様子がよく観察できます。どの具材が好みなのか気になりますね。

西田


2020.12.22相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
“まる”は癒し?

厳しい冷え込みになんだか心も寒く感じる近頃‥
皆さん、癒しが欲しくありませんか?

相模川ふれあい科学館では、
18日から新しい企画展“ふぐ展”がはじまりました!
魚の中でもちょっと変わった進化をとげた
フグの仲間をテーマにした企画展です。

海にすむフグから淡水にすむフグまで、
色々なフグがいますが、
みんなまるっこい体をしています。

フグは食いしん坊が多いので、
人になれるとよく寄ってきます。

近くを通ると、
まるい体でフヨフヨと寄ってくる姿に
なんだか癒されます。

まぁるいフグの癒し、どうでしょう。


2020.12.06相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
キラキラホワイトクリスマス

こんにちは。
気づいたら12月に入り、冷える日が目立つようになってきました。
皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか?
さて、12月に入ったということは、あの水槽が更新されたということ…
そう!マンスリー水槽です!

12月のマンスリー水槽はホワイトクリスマスがテーマとなっております。
ホワイトクリスマスとは、クリスマス当日に雪が降ること。
クリスマスの明かりに照らされて、降る雪がキラキラ…積もる雪がキラキラ…
なんとも幻想的な雰囲気になりますよね。
じゃあ水槽の中は何がキラキラするのかといいますと…

こちらのダイヤモンドテトラです!
ダイヤモンドテトラは、南米のベネズエラに棲む淡水魚で、高い体高とダイヤモンドを散りばめたようなキラキラとした体が特徴の熱帯魚です。

水槽内でも青い光に照らされて、あっちでキラキラ…こっちでキラキラ…と、私たちの心をくすぐります。
今年がホワイトクリスマスになるかはお空の気分次第ですので、ひとまずこちらの水槽で楽しんでみてはいかがでしょうか?
今月のマンスリー水槽は、クリスマス当日の12月25日までとなっておりますので、ぜひお早めにお越しください!
皆様のご来館を心よりお待ちしております。

山田


2020.11.20相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
くっつく生き物展④

皆さんこんにちは

現在当館で開催中の「くっつく生き物展」も残すところあと2週間程となりました。
飼育日誌ではこれまでに、フォトスポットブース、陸でくっつく生き物ブース、海でくっつく生き物ブースについてとりあげましたが、今回は川でくっつく生き物ブースについての話題です。

川でくっつく生き物ブースでは、身近な川で観察できる生き物を中心に5種展示しています。
川でくっつく生き物といえば、ハゼの仲間を思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回ご紹介するのは魚類ではなく、水生昆虫のヒラタドロムシの幼虫です。

川や用水路へ生き物採集に行くと、水中にある石の表面や裏に様々な生き物がくっついている様子が観察できます。カゲロウの幼虫やカワゲラの幼虫などが、いかにも昆虫といった見た目をしているのに対して、ヒラタドロムシの幼虫は丸く平たい形をしています。

また、成虫はコガネムシに似た姿をしていて、普段は水辺の植物の上にいますが、水の中にいる個体もしばしば見られます。幼虫と成虫で全く違う見た目をしているところにも面白さがあるなと私は思います。

前述のとおり、ヒラタドロムシの幼虫は石の裏にくっついていることが多いため、その姿を皆さんにご覧いただくためには展示方法に工夫が必要でした。試行錯誤した結果、鏡を用いた展示をしています。

しっかりと石にくっついている様子が観察できます。

小さな生き物ですので、ご来館の際はぜひ目を凝らして観察してみてください。

西田


2020.11.13相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
ヘビだって水辺はだいすき!

こんにちは。
当館では、大きい水槽から小さい水槽までたくさんの種類の魚を展示しております。どの魚もそれぞれに個性的で、筆舌に尽くしがたい魅力を持っているのですが、しかし!水を利用している生き物はなにも魚だけではありません。哺乳類も爬虫類も虫も、数え切れないほど多種多様な生き物たちが水辺の環境を利用して生活をしているのです。
今回はそんな魚ではないけれど水辺を利用しているヘビの仲間、ヒバカリをご紹介いたします!

とてもかわいらしい顔をしていますね。
大きくなっても全長60cm程度の小型のヘビの仲間です。
水辺がだいすき!と表現させていただいたように、日本各地の田んぼや湿地、川の周りでよく見かけることができます。
ヒバカリの大きな特徴のひとつは食べ物です。ヘビの好物というとやはりネズミが思い浮かびますが、ヒバカリは何と小魚やオタマジャクシが大好きなんです! 他のヘビと同様に小型のカエルなども捕食するようですが、水の中にいる生きた小魚を捕食するのはヒバカリを代表するとても面白い特徴ですよね!

さて、お次にはヒバカリのもう一つの大きな特徴である「名前」について触れてみましょう。
皆様の中にも、ヒバカリなんて変わった名前だなあと思われた方もいらっしゃるかもしれません。実はこの名前は、「咬まれてしまったらその日ばかりの命だ」と言われていたことから付けられた名前なのです。
えっ!そんなに強い毒があるの!?と思われるかもしれませんが、実はヒバカリ、毒は持っておりません!なんなら性格も大人しく、めったに咬みついてくることもないのです。
じゃあどうして「その日ばかりの命」なんて言われてしまったのか、私には想像することしかできませんが、ただ私としてはそういったエピソードから、昔の人々のこのヘビに対する想いが伝わってくるようで、人の温もりを感じるとても良い名前だと思っています。
こんなかわいらしく大人しいヘビが昔は恐れられていたのかなぁ、なんて考えると少し可笑しいですよね(笑)

そんなヒバカリは、先日より水辺の生き物水槽の一画にて展示中です。
生息環境を再現した水槽となっているので、もしかしたら水の中の魚を捕食する姿が見られるかもしれませんよ?
ぜひ、ヒバカリの実物をご覧いただいて、名前の由来と共に個性的な姿と生態を記憶にとどめていただければと思います。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。

山田


2020.11.06相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
紅葉と一緒にお魚観察

皆さんこんにちは

今年も残すところあと2ヵ月となりました。
気づけば11月になっていました。あっという間ですね。

当館には毎月展示更新をしているマンスリー水槽があります。
11月のマンスリー水槽は、紅葉をテーマにした展示となっています。
水槽内では、赤い体色のレッドプラティが群れて泳いでいます。

その姿は、まるで紅葉した葉が舞っているかのように見えます。
水槽を眺めているとこちらに気づいて寄ってくることがよくあるのでそんな姿も魅力の1つです。

ご来館の際はぜひ、レッドプラティを観察しながら秋の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

西田