このメッセージを表示しない X ご利用のブラウザーでは本サイトのコンテンツが正しく表示できない場合があります。
下記サイトからブラウザーをアップデートしてご利用いただくことを推奨いたします http://windows.microsoft.com/ja-JP/internet-explorer/products/ie/home
飼育日誌
2018.03.12sagamigawa2014
空飛ぶ哺乳類「ムササビ」

皆さん、ムササビって知っていますか?
聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ムササビは、リスの仲間で、なんといっても空を飛ぶことで有名です。

飛ぶと言っても正確には、皮膜と呼ばれる膜を広げて、高い場所から低い場所へ滑空をするのです。

ムササビなんて山奥にしかいないと思っていませんか。
実は、この相模原市にも生息しているのです。

今回のミニ企画展示「もっと知りたい相模の自然 第4回」では、津久井湖の脇にある、
県立津久井湖城山公園と相模市立博物館のご協力を頂き、城山公園に生息するムササビについてご紹介しています。

頭部の骨格標本や

ムササビの剥製標本を展示しています。

相模原市の自然の豊かさや奥深さを感じて頂ければと思います。

波多野


2018.02.27sagamigawa2014
謎のクラゲ

皆さんこんにちは!
最近は寒さも和らぐ日も多く、少しずつ春に近づいてるのかなぁ~と思ったりします。
春は新しい出会いもあると思いますが、今朝思いがけない出会いがありました。

皆さんは以前飼育日誌で紹介したパイプウニを覚えていますか?
実はなかなかうまく飼育することができず、綺麗な状態のパイプウニをお見せできないため、現在展示はお休みしています。

そんなお休み中の水槽で、事件は起きました。
なんと小さなクラゲが1匹、一生懸命泳いでいるのを発見したのです!!

これがそのクラゲです。

パイプウニの水槽にクラゲ!?と思うかもしれませんが、ここの水槽には「ライブロック」も入っているんです。
「ライブロック」、直訳すると「生きている岩」。
死んでしまったサンゴの骨格に色々な生物が長い年月をかけて定着したものがライブロックです。
今回はこのライブロックに、クラゲになる一歩手前の状態、イソギンチャクのような姿をしたポリプがくっついていて、
なんらかの条件が満たされて浮遊したんだと思います。

とりあえずビーカーに入れ、恒温槽(こうおんそう)で水温が保つようにし、エサのブラインシュリンプをあげます。

何クラゲでしょう‥‥
水温が25℃前後で、茶色っぽい色に平らな頭。
サカサクラゲかなぁ~と思っているのですが、この小さなクラゲ1匹ではまだ分かりません。

小さな体でせわしなく拍動する姿は、見ていて本当に飽きません。
展示予定はありませんが、いつか当館でクラゲも展示したいな~と思った黒川でした。

黒川


2018.02.22sagamigawa2014
ただようもの

さて問題です。

オオサンショウウオの水槽にただよう、この袋のようなものは一体何でしょうか?
 

正解はオオサンショウウオの脱皮した皮膚(脱皮殻)です。

ヘビなどの爬虫類が脱皮をすることはよく知られていますが、
カエルやサンショウウオなどの両生類も、脱皮によって体の表面の古くなった皮をまとめて脱ぎます。

脱皮殻はとても薄いので、すぐに丸まってしまったり、オオサンショウウオが脱皮殻を食べてしまったりするので、
なかなかきれいな脱皮殻を見る機会は少ないのですが・・この日はちょうど脱皮してすぐだったようで
きれいな写真が撮れました。

ちなみに上の写真はしっぽの部分です。
まるでぬいぐるみの縫い目のように線が入っていて面白いですね。
ちなみに、私の好きな脱皮殻のポイントは“手”なのですが・・


 
今回はうまく手の部分が取れませんでした。
(かろうじて指は分かりますかね・・?)
タイミングがよければ、脱皮殻がまるで手袋のようにただようのですが、
この日に限って殻の主が邪魔をして・・

カメラの前で、はいポーズ。
主が去ったときには、手袋はしぼんでしまいました・・。

亀ヶ谷


2018.02.15sagamigawa2014
腕の見せ所

はやいもので現在開催中の特別企画展「これ・なんだ?」も3月4日(日)で終了となります。
そこで、終わってしまう前に展示中のカイカムリというカニのお話をします。

まず、このカニがカイカムリです。

特徴は、背中に海綿動物というスポンジのような生物を背負って身を隠す習性があります。

先ほどの写真でも小さなオレンジ色の物体が写っているのですが、それが海綿です。でも、全く隠れていません。
観察しやすくていいのですが、これが本来の姿ではない気がします。そこで大きな海綿を水槽に入れてみました。
すると…

オレンジ色の海綿の下にカイカムリがもぐりこんで、せっせとハサミで海綿を切っています。
そして翌日にはこうなりました。

大きな海綿を背負うことができました。
上から見るとこうなります。

写真には2匹のカイカムリが写っています。右側は体がだいぶ見えていますが、
せっせと海綿を切っていた左側のカイカムリは完全に海綿に隠れて見えません。
カイカムリも海では外敵に見つからないように、自分の体に合った海綿を背負うものです。

いい腕です。


2018.02.09sagamigawa2014
目に優しい緑!

今月のマンスリー水槽は、バレンタインデーとホワイトデーをテーマに展示をおこなっています。
今回の担当は私、水族館BOY。男です(笑)
年がら年中フィールドに出て魚釣りばかりしている私。
このようなロマンチックな事柄は非常に苦手でして、、、
私の持つ女子力(?)をフル活用して企画をしたのですが、
当館の女性スタッフの方々に完成イメージ図案を見てもらったところ、、、
「怖い」、「品がない」、といったBADな評価ばかり(笑)
うーん難しい!!!
そして、アドバイスをもらい、試行錯誤、苦労しながらなんとか完成させることができました。

ハートの色は目に優しい緑色!

魚は天使のようなプラチナホワイトエンゼルフィッシュ!

エンゼルフィッシュは好奇心旺盛な魚で、手を近づけると近づいてきます。
かわいい!(水槽は叩かないでくださいね。)

ぜひ、私が頑張って作ったマンスリー水槽を見に来てくださいネ(笑)

水族館BOY 中尾


2018.01.25sagamigawa2014
人気者じゃなくても・・!

皆さんは“あの生き物が見たい!”と
特定の生き物目当てで水族館や動物園に行ったことはありますか?

生き物それぞれに独自の魅力がありますが、やはり“人気者”の生き物がいます。
受付や電話などでも“○○はいますか?”と聞かれることがよくあります。

“水辺の生き物水槽”のコーナーでは、
水生昆虫のタガメ、ゲンゴロウ、ミズカマキリの3種類を交代で展示しています。

水生昆虫自体がそこまで人気のある生き物ではないのですが・・
それでもやはり人気者がいます。
それは、水生昆虫の王様とも言われる“タガメ”です。


ゲンゴロウもなかなか人気のある種類なのですが、
ちょっと前に放送されたテレビ番組の影響か
タガメの問い合わせが多く、ゲンゴロウの展示を切り上げて
タガメを再登場させたくらいです。

先日、そんな人気者のタガメからミズカマキリに展示を切り替えました。
内心、またタガメの問い合わせがあるのではないかとヒヤヒヤしているのですが・・
ミズカマキリだって見てほしい!のです。

『カマキリ』とつきますが、タガメと同じくカメムシに近い仲間です。
実際のカマキリと比べてみると・・


たしかによく似ていますね。

ミズカマキリは触角がなくて『カマ』は細く、
細いおしりの先には長い呼吸管があります。
そして、タガメと同じように針状の口を持っています。
顔だけみてみるとタガメそっくり。

確かにタガメほどのインパクトはありませんし、
全然動きません・・。
でも動かないからこそ、じっくり観察できますし、
丸い目の意外と愛嬌のある顔をしているんですよ!

生き物たちは見れば見るほど発見があります。
“お目当て”じゃなくても、ちょっと足をとめて観察してみてくださいね。

亀ヶ谷


2018.01.21sagamigawa2014
黄金ナマズ

皆さま、今日は。
本年も「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」をよろしくお願い致します。
さて昨年12月29日より、期間限定で展示しています「黄金ナマズ」は、もうご覧になったでしょうか。

こちらのナマズは、岐阜県の川で偶然に見つかったもので、皮膚や眼の色素細胞にある黒い色の色素が無かったり
作れなかったりするため、黄色や白色に見えます。そのため、眼は血管が透けて見え、赤いのが特徴です。

展示開始当初は、落ち着かず、水槽の隅っこに頭を突っ込み、こんな感じに・・・。

その姿を良く見て頂けるよう、またナマズも落ち着けるよう、急きょ隠れ家を作製して入れたところ、
写真のようにおさまってくれました。

あまり見ることのない珍しいナマズです。
1月28日までの展示となりますので、是非ともこの機会にご覧頂ければと思います!

正面から見た顔が、気に入っています!

波多野


2018.01.20sagamigawa2014
なが~いナマコ

皆さんこんにちは!
今日の飼育日誌では、好きな人と苦手な人に綺麗に分かれてしまいそうな生き物、
オオイカリナマコを紹介します!

ナマコと聞くと、エクレアやスイートポテトのような形を想像する方が多いと思いますが、
オオイカリナマコはちょっと違います!!

長い!!!!写真には2匹のオオイカリナマコが写っていますが、
一匹一匹がとても長いです。
例えるならふにゃふにゃの長いチュロスでしょうか。スイーツが食べたくなってきました。
大きくなると3mにもなるという、とっても長いナマコです。
パッと見ただけではナマコには見えないですよね。

また、食事の仕方もちょっと変わっていて、
口の周りに生えている触手を、手のように動かして砂や水中のプランクトンをつかんで口に運んでいます。

つかんでは口へつかんでは口へ‥‥
こんな風に口から入った砂はうんちとして出てきます。

ぷりぷりぷり~~~♪
腸で砂の中の有機物を吸収し残りを出しているので、砂は綺麗になって出てくるんですね。

びっくりするくらい長いところや、食事の仕方、砂を綺麗にするお掃除屋さんな一面など、なかなか面白いやつです。
現在、特別企画展会場で展示しているので是非見に来てくださいね!

黒川


2018.01.12sagamigawa2014
パイプウニの口

皆さんこんにちは!

今回は企画展会場でも展示している、パイプウニについてお話します。
突然ですが、ウニの口は一体どこにあるか知っていますか??

実は、地面にへばりついている面の真ん中に口があり、白い歯を5つ持っています。
こんな風にガラス面に張り付いているときは、パイプウニの口が良く見えます。

こわっ!!!!歯がなんだかこわい!!!!
私が口を見たときの第一印象はこれでした。
外からでは歯は少ししか見えませんが、体の中には歯の本体ともいえる部分があり、
とても強い筋肉がついているので色々なものをかじってしまいます。噛まれたら痛そうだ。

パイプウニには、2日に1回乾燥ワカメをふやかして与えていますが、
実際に食べている姿を見たことはありませんでした。
パイプウニの水槽にワカメを入れ、翌日見ると無くなっています。

この(こわい)口で、どうやって食べているんだろう…
そもそも本当にパイプウニが食べているんだろうか…
別の飼育員が閉館後に取り除いていたりするんじゃないだろうか…
なんて思いながらワカメを水槽にいれていましたが、

先日、私が給餌担当の日にパイプウニの食事風景を見ることができました!
展示ではなく予備水槽でですが、「本当に食べてくれていたんだ!」と感動です。

ワカメをガブッ!!!!

こわっ!!!!食べてるところもなんだかこわい!!!!

展示水槽では口が見えるよう、手前側に張り付いていることが多いので、
是非、パイプウニの(こわい)口を見に来てくださいね!

黒川


2018.01.08sagamigawa2014
たくましくなったテッポウウオ

この飼育日誌を書いているのは平成30年1月6日。
今年もこの日がやってきました。
本日は田名八幡宮で的祭(まとまち)が執り行われる日です。

的祭の詳細を書いているととても長くなるのでここでは割愛させていただきますが、
一年の豊凶を、男児が射る矢の行方で占う歴史ある行事です。

例年この時期には、13:30からのミニトークというイベントでテッポウウオが水鉄砲で
エサを打ち落とす実験を行っています。

昨年は、展示水槽へ移動したストレスからか「今からテッポウウオがエサを水鉄砲で撃ち落としますよ!」
と言っておきながら、全く撃ってくれない日が1週間ほど続きました。思い出すだけでもう胃が痛いです。

ですが、今年のテッポウウオは一味違います。なんと展示開始した日からすぐに見事撃ち落としてくれました。

いったい何があったのでしょう。
とりあえず、感激です。

みなさまも、ぜひたくましくなったテッポウウオを見に来てください。4月8日まで展示しています。

竹本