他団体・他機関との連携

2022.04.01

「もっと知りたい相模の自然」ミニ企画展示 2021

5年目を迎えたミニ企画展示では、知っているようで意外と知らない身近な自然についてみなさんに興味を持ってもらえたら考えながら、テーマとなる生き物を選びました。
突然ですが問題です。①鼻の穴がない鳥ってなんでしょう?②背中にタコ焼き器のような穴のある虫は?
この不思議な生き物たちは私たちのすぐそばにいます。①は魚とりの名人、カワウです。泳ぎに特化した体のつくりのひとつとして、成長すると鼻の穴がふさがります。②は、最近問題になっている“ナラ枯れ”の原因菌を運ぶポケットを持つ、カシノナガキクイムシです。
これらの展示を、調査や研究・保全に携わる外部機関の方々のご協力を頂きながら作るにあたり、私自身知らなかったことや面白いと思ったことがたくさんありました。これからも、身近にある面白いことや不思議なことを、わかりやすく、楽しく皆さんに伝えていけたらと思います。ご協力を頂きました皆さまには、この場をお借りして御礼申し上げます。

◆魚とり名人、カワウ
共同機関 相模原市立博物館
期  間 2021/6/1~2021/11/7
概  要 
相模川のほとりを歩いていると、カワウが中州や川岸で羽を広げて乾かしている様子をよく見ることができます。カワウは魚をとるのがとても上手で、以前は鵜飼い漁に用いられていたこともあります。相模原市立博物館からお借りしたのカワウの剥製を間近で観察できるよう展示し、泳ぎに特化した特徴や、近年私たち人間との間に起きている問題などをご紹介しました。

◆秋のみのり ~ドングリ~
共同機関 津久井湖城山公園
期  間 2021/11/9~
概  要 
“ドングリ” とはブナ科の果実を指し、私たち日本人にとても馴染み深い木の実です。帽子のような殻斗を持つことが特徴で、殻斗の特徴から種類を見分けることができます。県立津久井湖城山公園に自生するクヌギ、コナラ、アラカシなどを中心としたドングリの木について、押し葉標本などを用いて解説し、併せて近年問題となっている、カシノナガキクイムシが媒介するナラ菌による「ナラ枯れ」も紹介しました。


2024年10月
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  • 休館日
  • 祝日・振替休日
  • 9:30~17:00
  • 9:30~18:30
  • 9:30~16:30