飼育日誌
脱皮殻コレクション②
みなさんこんにちは!
だいぶ期間が空いてしまい、もはや最近のコレクションではなくなってしまいましたが、以前の日誌でのアメリカンロブスターの脱皮殻に続き今回も脱皮殻をご紹介してまいります。
脱皮をする生き物はいろいろといますが、生き物によってそのスタイルは少し違います。
前回ご紹介したロブスターをはじめとした甲殻類や昆虫類は、からだの外側が外骨格に覆われており、成長のたびに脱皮を繰り返します。脱ぎ捨てられた脱皮殻は生きている時の形をそっくりそのまま残しているのが特徴です。このような脱皮を行う動物は、まとめて「脱皮動物」と呼ばれており、外骨格を持つことが共通しています。
一方、両生類や爬虫類などの脊椎動物は古い皮膚がまとめてはがれ落ちる脱皮を行います。
有名なものだとヘビの脱皮殻などがありますが、今回はある両生類のものをご紹介します。
では一問クイズです。
オオサンショウウオが脱皮をするのは意外かもしれません。
実は、オオサンショウウオをはじめとした両生類のなかまは薄い皮状の脱皮殻を定期的に脱ぎます。
毎回確認できるわけではないので実際の頻度はわからないのですが、脱皮してから10日ほどで次の脱皮を目撃したことがあるので、そんなに頻度は少なくないようです。
ただ、脱皮にかかる時間がとても短く、早いときは10分程度で脱ぎ終わってしまいます。
そして、脱ぎ終わった脱皮殻は基本的にそのまま食べてしまいます。
気づいたころには脱皮殻の大半はオオサンショウウオのお腹の中、ということもしばしば…。そもそも綺麗に形を残して全身脱ぐこと自体少なく、細かくなった脱皮殻の破片を見ることがほとんどです。
しかし、先日館内を歩いているときにオオサンショウウオが脱皮しかけているのを見つけました。
様子を見ていると、ごしごしと流木なんかの構造物に体を擦りつけています。いつもならひたすら体を擦ったり脱皮殻を咥えたりしながら少しずつ剥がしていくのですが、この時は水槽内の水流の吹き出し口に向かって体を傾けました。

すると、脱皮殻と体の間に水が通り、ふわふわ~っと剥がれ落ちました。
偶然なのか意図的なのかはわかりませんが、効率よく脱いでいて驚きました。
脱皮前後はよく動いており、普段とは違った様子を見せてくれると思います。
もし脱皮をしていたら、是非観察してみてくださいね!
狩俣





