飼育日誌

お知らせ 2025.05.16

はじめまして!

「はじめまして!」と聞きますと、新しい生物や新たな展示の紹介かな?と思われますが、今回は私自身の話です。
はじめまして!4月より、相模川ふれあい科学館で勤務することになりました大下です。
新たな場所で飼育員ができて喜ばしい限りです。以降、お見知りおきください。
相模川ふれあい科学館で働き始めて、まだ1か月に満たないので色々なことを学んでいる最中です。右往左往しながらも飼育にあたっている中で、相模川ふれあい科学館ならではの事を紹介します。

まずは「トビ」です。皆さんもご存じのタカの仲間になる鳥類です。
今までは柵越しでしか見たことがなかったので、間近で見ると猛禽類ならではの迫力があり、顔付きが非常にかっこいいです!


保護された個体で、現在は展示には出ていませんが、バックヤードで生活しています。

そして、このトビは飼育員の腕にのることができます!


トビにとって、私は見慣れていないはずですので、警戒されて私の腕にはのってくれないと思っていましたが、予想に反して見事にのってくれました!なかなか優秀ではないでしょうか?!
私は魚類だけではなく、イルカやアシカなどのトレーニングも行ってきました。
トレーニングでは飼育員が動物にして欲しい動き(行動)を動物が行った直後に、餌を与えることで、その行動が正しかったのを動物に伝えます。
しかし、このトビは餌を使用することなく、腕にのるようになったとのことです!
正直なところ、私にとっては驚きでしかありません。
また、鳥類を担当したことがなかった私にとって、トビが腕に留まったのは初めての経験となります。思っていた以上にやさしく私の腕をつかんで留まってくれました。
そして、私の腕に留まっているトビの姿を見て、いつの日か館内で開催する「ふれあいワゴン」に登場して、来館してくれた皆さんに「はじめまして!」ができたら良いなぁと思いました。

話は変わりますが、私が「はじめまして!」にも関わらず、私が好きな生物を来月末あたりに展示する機会を得ることになりました。
何種類か展示したい生物を挙げて、採用された展示生物の中で、すでに到着している魚を先行してご紹介します。


グリーンソードテールという魚です。オスの尾びれの一部が剣のように伸びているのが特徴です。ちょっと調べていたら、ツルギメダカという初めて聞く魚名も出てきました。
魚名に「ソード」、「ツルギ」がついたのも納得いただけるかと思います。
メキシコに生息しており、昔から熱帯魚として親しまれている魚です。現在では品種改良が進み、様々な色のソードテールが販売されております。
私は尾びれのソードの部分や、成長して成熟した姿かたちが特に好きです。

どのような形で展示するのか?は来月あたりには皆さんにお知らせできるかと思います。その時にはより深いソードテールを紹介したく、準備を進めています。
私が好きなお勧めの生物だけでなく、ほかの飼育員が好きな生物も多く展示します。
その中には皆さんにとっても、相模川ふれあい科学館にとっても「はじめまして!」の生物もいるかと思います。ぜひ、ご期待ください!!


2025年5月
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  • 休館日
  • 祝日・振替休日
  • 9:30~17:00
  • 9:30~18:30
  • 9:30~16:30