飼育日誌

お知らせ 2025.03.29

企画展のオススメ

みなさんこんにちは

今回は当館で3月21日(金)から開催の企画展「世界一周! 淡水魚展」についての話題です。

タイトルそのままに、世界各地にすむ淡水魚を地域ごとに分けたブースでご覧いただける内容となっています。
ちなみに本企画展は来月から関西で開催予定となっている某博覧会をイメージして作製にあたりました。

カラフルな見た目のものや変わった形のものなど、およそ50種の淡水魚が集まった会場では、世界各地の淡水魚の生態だけではなく、現地での魚食文化についても紹介しています。

会場では入り口付近のアジアブースを皮切りに、ツアーコンダクターの「アロワン」が各ブースを案内しています。


「アロワン」の生い立ちなどはさておき・・・
今日は特別にオススメの展示をいくつかお見せします。

まず、アジアブースからは「ハクレン」です。
ソウギョ、アオウオ、コクレンとともに中国四大家魚と呼ばれ、四川料理などで重宝されている淡水魚です。
今回は、当館と同じく関東圏内にある某水族館様の多大なるご協力により展示が実現しました!

北米ブースからは「アミアカルヴァ」です。
淡水魚界で“生きた化石”と呼ばれることもある魚で、背びれを波打つように動かして泳ぐ姿は見応えがあります。

南米ブースからは「シルバーアロワナ」です。
体が大きく、水面からのジャンプが得意なシルバーアロワナですが、現地では一般的な食用魚でムニエルやフライにすると美味しいと言われています。

オセアニアブースからは「マーレーコッド」です。
オーストラリアの固有種で、名前に「コッド(=タラ)」とありますが、海にいるタラとは違う仲間です。現地では食用魚の代表格となっています。カッコイイ見た目で企画展担当者のお気に入りです。

アフリカブースからは「ノソブランキウス・ラコビー」です。
モザンビーク原産の卵生カダヤシです。
オレンジ色と水色の組み合わせが大好きな企画展担当者が特にイチオシの魚です。
とてもきれいで “泳ぐ宝石”と呼ばれることもあります。

ヨーロッパからは「ガラルファ」です。
“ドクターフィッシュ”の呼び名で聞いたことがある方も多いはずです。
展示コーナーではガラルファとのふれあい体験もできます!

日本ブースでは、「ホンモロコ」をはじめとした、意外と知られていないけど実は食べると美味しい淡水魚を紹介しています。いくつかの加工品を食べてみたスタッフの感想も書いてあるので是非ご覧ください!

そして最後に、
これまでコイを展示していた常設展示の水上散歩水槽では、期間限定で南米にすむ淡水エイを展示しています!

真上から淡水エイのお腹側を見る機会はめったにないと思います。
なかなか癒されますよ!

今回のお話はここまでですが、その他にも見どころがたくさんあります!
「世界一周! 淡水魚展」で、いろんな淡水魚を見て、世界一周した気分になってみてはいかがでしょうか?

西田


2025年4月
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  • 休館日
  • 祝日・振替休日
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  • 9:30~18:30
  • 9:30~16:30