飼育日誌
お知らせ
2024.08.21
色褪せない輝き
現在開催中の特別企画展「いきもの超能力展」では、
まるで超能力のような特技や特徴をもつ生き物をご紹介しています。
その中のひとつが、
色褪せない色「構造色」をもつニジイロクワガタです。
その名にふさわしい、宝石のような体色の昆虫で、
世界で一番美しいクワガタとも言われています。
ニジイロクワガタは昼間に活動するため、光を反射するカラフルな体色は、
強い日差しを反射させて体温の上昇を抑えたり、
保護色となって他の生き物から見つかりにくくなったりするのではないか、
と考えられています。
もうひとつ、標本の展示にはなりますが、
ホウセキゾウムシの仲間もすごい構造色を持っています。
拡大してみると‥
ラメが入っています!
どうしてこのような色になったのか、不思議でなりません。
そして、特別企画展とは別に、
8月のマンスリー水槽でも構造色をもつ「カージナルテトラ」を展示しています。
カージナルテトラのこの水色のラインも構造色で、
見る角度によって少し色が変わります。
上から少し見下ろしてみると‥
ラインは水色です。
そして、下から見上げてみると‥
青色になりました!
構造色って不思議ですね。