飼育日誌
お知らせ
2024.05.18
ホトケドジョウの赤ちゃん展示スタート
皆さまこんにちは。
先月の日誌で、ホトケドジョウの繁殖についてお伝えしました。
今のところ順調です。
100個体以上の赤ちゃんがすくすく育っています。
この可愛らしさをぜひ皆さまにも見て頂きたいと思いまして、「川の多様な生き物水槽」で展示をスタートしました。
親魚を展示した「田んぼの生き物水槽」に加えて、現在2つのホトケドジョウ展示があることになります。
生まれた日が微妙に違う兄弟姉妹たちを、同じ水槽内でご覧頂けます。
餌として、ブラインシュリンプという生きたプランクトンを与えています。
お腹がオレンジ色なのは、そのプランクトンの色が透けて見えているからです。
たくさん食べて、どんどん育って欲しいです。
ここのところ「川の多様な生き物水槽」では、新たな展示種へのバトンタッチをすすめています。
水槽の両面から間近で観察できる強みを生かして、いろいろお見せしたいと思っています。
「流れのアクアリウム中流域」の片隅にシナイモツゴの水槽を作りました。
それまで展示していた魚たちの一部は「流れのアクアリウム」をはじめとした他の展示で引き続きご覧頂けるようにしています。
ご覧頂ける種類数をふやしていけたらともくろんでいます。
現在、当館で展示出来ている魚の種類は70種類ほど(カニやカエルなども入れると110種類ほど)になります。
館の規模としては多く展示出来ていると思っています。
が、相模川の魚の種類は、少なくとも130種類以上、ごくたまに海から入ってくる魚を入れると180種類以上にもなると言いますから、まだまだ未登場の魚がありますね。
将来的に「当館へ来れば相模川の魚が全部見られる!」というところを目指してまいります。
伊藤