飼育日誌

2024.02.18

ちびっこ登場!

今年の始め、同僚が川に調査に行きました。
寒い冬、生き物たちはあまり活動しません。
どんな生き物がいるかな~と探っていたところ、流れのゆるい水深の深いところで、越冬しているアカハライモリを見つけました。

アカハライモリというと、よく見るのは大体このサイズではありませんか?
指の先くらいの小さいサイズはなかなか見ることがありません。

それはなぜかというと、
アカハライモリの「こども」と「おとな」では暮らしている場所が違うからです。

アカハライモリは、水中に卵を産み、卵からかえった幼生は水中の中で成長します。
そして、変態して「こども=幼体」になると上陸し、通常3年ほど陸上で生活します。
そして「おとな=成体」になると水中生活にもどります。

草むらにまぎれたアカハライモリの子どもを見つけるのは至難の業。
なので、小さいアカハライモリというのはなかなか見る機会がないのです。

‥ということで、
なかなか見る機会がないアカハライモリの幼体を期間限定で展示することにしました!

昨年の夏に上陸したちびっこたちです。

小さいのでちょっと見つけにくいかもしれませんが、ご来館の際は、ちびっこイモリを観察してみてください!


2024年11月
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