飼育日誌

2024.02.04

実習生体験談⑦ ~小島さんの場合~

皆さまこんにちは。
飼育員の伊藤です。
今年3回目の特別バージョン飼育日誌です。
今回は、当館屈指のモンスター「オオサンショウウオ」について、実習生さん目線から語ってもらいました。
それでは、小島さん、どうぞ!



初めまして。実習生の小島です。
今回は、相模川ふれあい科学館での実習中に観察した「オオサンショウウオの行動」について書かせて頂きます!


普段はこんな感じ?

初日の朝に様子を見に行くと、木陰でじっとしていました。朝はずっとこんな感じでたたずんでいます。物陰がお気に入りなのかと思いました。

そんなオオサンショウウオを実習期間中気にかけていると、動いているところはあまり見ないのですが、木陰よりも岩の上でたたずんでいることが多いことが分かりました。
この様子もまた可愛い、と感じました。


そんなオオサンショウウオを、後ろからもパチリ。

後ろ姿も可愛いですよね。
実習期間中は、オオサンショウウオの様子を気にかけて見るのが楽しい日課になりました。

可愛いだけじゃない!それがオオサンショウウオ。迫力満点な一面も見せてくれました。ずばり、エサを食べる瞬間です。


餌にとびつく前


餌にとびついた瞬間

いかかですか? 餌が一瞬でなくなってしまいました。大きなオオサンショウウオの食事シーンは迫力満点です。
これには、私も「おおぉ!!」となってしまいました。

相模川ふれあい科学館では、オオサンショウウオにドジョウやアジの切り身を与えており、オオサンショウウオを含む両生類には月曜日と金曜日の週2回、エサを与えているそうです。月曜日や金曜日にご来館することがあれば、皆さまも両生類が餌を食べる瞬間を見ることができるかもしれません。

ここまで、オオサンショウウオについてお話ししてきましたが、それ以外も、両生類水槽では、カエルなどの様々な両生類に会うことが出来ます。
どの両生類も個性的で、それぞれの可愛らしさ、カッコよさがあります。


ヒガシヒダサンショウウオ


アズマヒキガエル

いかがでしたか?
オオサンショウウオの行動について、私目線で紹介してみました。
オオサンショウウオは館内の中央やや右寄りの両生類水槽にいますので、皆さまも是非、会いに行ってもらえたらと思います。



小島さん、どうもありがとうございました。
前回の実習生さんの時と同様に、私たち飼育員が普段見過ごしがちな生き物の一面に気付かせてくれますね。
こんな感じで本年も、当館を訪れる実習生さんにいろいろ語ってもらえたらと思っています。

伊藤


2024年11月
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