飼育日誌
ふれあい田んぼ探検隊~観察会~
今回は8月20日に実施しましたイベント「ふれあい田んぼ探検隊~観察会~」についてのお話です。
全5回ありますふれあい田んぼ探検隊のイベントの中で、「観察会」は田んぼにすむ生き物を採って観察してみようといった内容です。
昨年度は感染症対策の為に中止となってしまったため、2年ぶりの開催となりました。
2年ぶりだからということはあまり関係なさそうですが、参加者の方々からはとてもやる気が感じられました。
なぜかというと、当館で貸し出せる網やカゴがあるにもかかわらず、ほとんどの方が“マイ網”と“マイケース”を持っていたためです。
中には本格的な捕虫網と三角紙ケースをお持ちの方も・・・
かっこよくて欲しくなってしまいました。
それはさておき、
まずは、田んぼと生き物の関係について簡単なお話をしました。
お話の後は、準備ができた方から採集開始です!
トカゲやカエル、トンボなど各々にねらいの生き物がいるようで、とても楽しそうに採集をしていました。
見ていて驚いたのは、参加者のほとんどが生き物採集に慣れていることでした。
最近、特に若い年代で生き物を採ったりする機会が減っているのではないかと感じていたところだったので少しうれしく思いました。
参加者の中には、昆虫にかなり詳しいお子さんもいて、
子供「これ、○○だよね!」
私「え?なにこれ?初めて見るよ!」
なんてやりとりもありました。
子どもの方が生き物に詳しいなんてことよくありますよね。
よく見る田んぼでもまだまだ知らない生き物がいることがわかりました。
1時間ほどで採集が終わると、
最後に、採れた生き物のおさらいと、元いた場所へかえす作業を行ってイベント終了になりました。
次回のふれあい田んぼ探検隊は10月1日の稲刈り!
あと1ヶ月ほどでたくさん実ってくれることを願いましょう。
※今回の観察会で確認できた主な生き物
ミヤマアカネ、カノコガ、コバネイナゴ、オンブバッタ、クビキリギス、オオシオカラトンボ、ニホンアマガエル、オナジマイマイ、ヒガシニホントカゲ(幼体)など
西田