飼育日誌
2022.04.22
たなごのたまご
みなさんこんにちは。
突然ですが、春はいろいろなものが「のび~る」季節です。
先月の飼育日誌ではスイレンがのび~る様子をご紹介しましたが、
伸びているのは、飼育しているタナゴの仲間(メス)の産卵管です。
タナゴの仲間は、メスが産卵管を二枚貝の中に潜り込ませて産卵し、そこにオスが放精して受精卵となります。
生まれた赤ちゃんが自力で泳げるようになるまで、貝に卵を守ってもらう戦略をたてています。
画像の種類は春に産卵する種類なので、今まさにのびています。
そして、その姿を見ると「また今年も卵を採る時期が来たんだな…」と思うのです。
自然界では二枚貝に卵を守ってもらいますが、今回は人工採卵なので食品用の保存容器に守ってもらいます。
4月3日に今シーズン初めての採卵を行い、4月16日時点での採卵分で日付ごとに成長の様子を比べてみたいと思います。
泳ぎだすまでもう少しかかりそうですが、このまま元気に育ってほしいものです。
竹本