飼育日誌

2022.02.18

推しのタナゴ

河川にすむタナゴの仲間のオスは、産卵の時期になると種ごとに色鮮やかな婚姻色を呈します。
主に鰭や体側面などが色付き、その色は赤や黒、白など様々です。
どのタナゴにも魅力はあるのですが、婚姻色の色合いだけで見ると、私のお気に入り、所謂「推しのタナゴ」は、
シロヒレタビラです。

その名のとおり腹鰭と臀鰭、背鰭の白色が目立つタナゴです。

その他にも、

赤色が目立つヤリタナゴ


橙色が目立つミヤコタナゴ
などなど

国外のものと比べて、日本の淡水魚は派手な体色のものは少なく、地味な印象を持たれがちですが、季節によって色鮮やかな婚姻色を見ることができるのは魅力の1つだと思います。

現在当館では
ミヤコタナゴ、ゼニタナゴ、タナゴ、ヤリタナゴ、キタノアカヒレタビラ、カネヒラの6種を展示しています(赤字の2種は展示替えすることがあります)。

ご来館の際は、あなたの「推しのタナゴ」を探してみてはいかがでしょうか。

最後に余談ですが、人気のタナゴを決めるタナゴ総選挙なんてものをやってみても面白いかもしれませんね。

西田


2024年11月
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