飼育日誌

2022.02.14

白い砂浜の素!?

最近、相模湾水槽に新顔が登場しました。
それがこちらのヒブダイ。

暖かい南の海でよく見ることができる魚で、沖縄では「アーガイ」と呼ばれ、ブダイの中では最も美味しいと言われています。

ヒブダイは、オスとメスで体の色が異なり、この黄色っぽい体に水色の模様が入るのはメスです。
オスは青い体に、ウロコに沿って橙色からピンク色の縁取りが入ります。

ブダイの仲間は、なんといってもこの歯が特徴です。

サンゴや岩などについている藻を、サンゴごとかじって食べてしまいます。
かじりとったサンゴは、のどの奥にある歯(咽頭歯)で細かくすりつぶされ、消化されずに糞として出てきます。
 
南の海の白い砂浜の一部は、ブダイたちの糞から作られているとも言われています。

でも、水槽の中の岩は作り物の擬岩だから、かじらないでね‥。


2024年4月
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