飼育日誌
ふれあい田んぼ探検隊 ~脱穀・風選~
秋も深まる10月16日、我らがふれあい田んぼ探検隊は稲の脱穀と風選を行いました!
2週間前に刈ったお米の稲は稲架がけのおかげですっかり乾いて、緑色だった葉も薄い茶色へと変化しました。そしてこの期間でお米にもどんどん美味しい栄養が溜まったはずです!
今回実施した「脱穀」と「風選」とは、稲についたお米の実を茎からバラバラに取り外す作業と、その取り外したお米の実からさらに中身がちゃんと詰まった美味しいお米だけを残すために、風を当てることで軽いお米などを吹き飛ばす作業のことです。
食べられるところを取るのが「脱穀」、中身がないお米を吹き飛ばすのが「風選」ということですね。
ではまず脱穀から!
当館では足踏み式の脱穀機を使っています。
はじめはスタッフが足踏みで動かして脱穀していきます。この足踏みが意外と難しいんです…
ちょっと慣れてきたらスタッフと一緒に足踏み!
そして反対側からはみんなが頑張った成果が…!
そうしたら今度はこのお米を持って次の作業、風選へ!
風選には唐箕(とうみ)という道具を使います。当館の唐箕はハンドルをくるくるさせると風が吹き、上から脱穀したお米を落とすと軽い物だけ風で飛ばされるという仕組みです。
さあ、さっそくやってみよう!
写真では分かりづらいですが、お米に混じった葉っぱや殻がどんどん飛ばされていきます!これを何回かすると、ほとんどがずっしりと美味さがつまったお米たちになります。
そこからは同じ作業の繰り返し…脱穀と風選を何度も何度もやることで、ようやくバケツ一杯の美味しいお米がとれました!!
ここからお米作りの最終工程「精米」を経て、ついにスーパーなどでよく目にする綺麗なお米が出来上がります! 5月に田植えをしておよそ5か月、なが―い月日と大変な手間をかけて出来上がったお米たち。
さあいよいよふれあい田んぼ探検隊、次のイベントは待ちに待った収穫祭です!!!一生懸命作ったお米はどんな味がするのでしょうか。いまから待ち遠しいですね~!
山田