飼育日誌
2021.06.29
タガメの赤ちゃん
こんにちは。
夏が目の前に迫るこの時期は、水生昆虫たちの恋の季節。
当館で飼育しているタガメも6月上旬に卵を産んでくれて、無事に幼虫たちが出てきてくれました!
いっぱいいます! 写真の幼虫は生まれた後に一度脱皮をした2齢幼虫です。
タガメは一度に20個くらいの卵を半分水に浸かっているような木や草に産み、オスがその卵を孵化するまで守るというとてもイクメンな虫です。
上の写真は、孵化した後の空っぽの卵です。
孵化する前では、私が卵を見ていると水の中から慌てて登ってきて、卵を守りながら威嚇してくることもありました。びっくりさせて申し訳ない気持ちになりながらも、すごいなあと感心したものです。
我が子を守るお父さんの姿はとてもカッコいい! 写真がないのが口惜しいです…
幼虫もすでにお父さんたちのような強者の風格が出始めています。
体は小さいですが、自分より大きい小魚も捕らえることができるなど、もう立派なハンターです。
この子たちが大人になって、我が子を守る姿を見せてくれる日が今から待ち遠しいですね!
山田