飼育日誌
2020.10.13
進化のふしぎ
気づいたらセミの鳴き声も聞こえなくなり、
すっかり肌寒くなった今日この頃です。
10月のマンスリー水槽では
ハロウィンの“おばけ”をテーマにした生き物を展示しています。
その生き物がこちら。
のっぺらぼうみたいなお魚です。
この魚はブラインドケーブカラシンといって、
メキシコの洞窟の中でくらしている魚です。
光のとどかない洞窟の中で進化したため、
目が退化しメラニン色素も持ちません。
なぜ“洞窟”という限られた場所を選んだのか、
進化の不思議を感じさせる魚です。
暗くて餌の少ない洞窟の中でくらしているので
あまり動かないように思えますが、
とにかくよく動きます。
見ていて飽きない魚です。