飼育日誌
2019.06.01
みーつけた!相模川の水生昆虫
夏のような日々が続いていますね。
気温が上がってくると野外の生き物たちの活動も活発になってきます。
今回は、当館でのミニ企画展をご紹介します。
今回は、東海大学教養学部の北野先生の研究室にご協力頂き、「みーつけた!相模川の水生昆虫」と題して、
相模川周辺で見られる特徴的な水生昆虫をご紹介しています。
標本展示を中心に、「イトアメンボ」「キベリマメゲンゴロウ」「クロサワツブミズムシ」「コチビミズムシ」
「ナベブタムシ」「ツマキレオナガミズスマシ」をご紹介しています。
どれも小さくて普段では見過ごしてしまいそうな生き物たちですが、それぞれに特徴があり、
じっくりと体のつくりや模様を観察すると見入ってしまいます。
とても小さいのですが、奥が深い。
このような水生昆虫も数が減ってきているものが多く、多くの方にその存在を知って頂きたいと思います。
「キベリマメゲンゴロウ」の生体を展示している水槽もありますので、身体に気泡を付けている様子など、
生きているからこそ見られる姿も観察して頂ければと思います。
ですが、何せ隠れるのが上手で、写真を撮るのさえ一苦労です。
7月中旬まで展示予定ですので、是非ともご来館の際には観察して頂ければと思います。
波多野