飼育日誌
2019.05.10
クラゲ…じゃないのコレ!?
現在開催中の“ようこそクラゲ展”ではたくさんのクラゲの仲間を紹介しています。
そのなかでも、「わぁ~クラゲが光ってるー」とか「このクラゲ、虹色できれい~」
というお客さんの声が聞こえてくるのが“カブトクラゲ”の水槽です。
近づいてみると、カブトクラゲはこんな姿をしています。
きらきら虹色に光っていて、本当にきれいです。
一日中眺めていられます。
ですが、私は言いたいことがあります。
「カブトクラゲはクラゲではありません!」
これは“クラゲ”という生物の定義のひとつのお話で、カブトクラゲは一般的なクラゲ(刺胞動物)の仲間ではなく、
クシクラゲ(有櫛動物)という全く別の生き物の仲間なのです。
分かりにくいですよね…でもこの違いは、はっきりいってかなりの違いです。
体感でわかるのは、カブトクラゲはさわっても刺さないということ。
港の中などでみられることもありますが、もし見つけてもとってももろいのでさわらないほうがいいですね。
眺めて楽しみましょう。
竹本