飼育日誌
2018.02.27
謎のクラゲ
皆さんこんにちは!
最近は寒さも和らぐ日も多く、少しずつ春に近づいてるのかなぁ~と思ったりします。
春は新しい出会いもあると思いますが、今朝思いがけない出会いがありました。
皆さんは以前飼育日誌で紹介したパイプウニを覚えていますか?
実はなかなかうまく飼育することができず、綺麗な状態のパイプウニをお見せできないため、現在展示はお休みしています。
そんなお休み中の水槽で、事件は起きました。
なんと小さなクラゲが1匹、一生懸命泳いでいるのを発見したのです!!
これがそのクラゲです。
パイプウニの水槽にクラゲ!?と思うかもしれませんが、ここの水槽には「ライブロック」も入っているんです。
「ライブロック」、直訳すると「生きている岩」。
死んでしまったサンゴの骨格に色々な生物が長い年月をかけて定着したものがライブロックです。
今回はこのライブロックに、クラゲになる一歩手前の状態、イソギンチャクのような姿をしたポリプがくっついていて、
なんらかの条件が満たされて浮遊したんだと思います。
とりあえずビーカーに入れ、恒温槽(こうおんそう)で水温が保つようにし、エサのブラインシュリンプをあげます。
何クラゲでしょう‥‥
水温が25℃前後で、茶色っぽい色に平らな頭。
サカサクラゲかなぁ~と思っているのですが、この小さなクラゲ1匹ではまだ分かりません。
小さな体でせわしなく拍動する姿は、見ていて本当に飽きません。
展示予定はありませんが、いつか当館でクラゲも展示したいな~と思った黒川でした。
黒川