飼育日誌
こだわりポイント
12月のマンスリー水槽は、クリスマスに合わせた内容なので、展示期間がいつもより5日ほど短くなっています。
毎回、力を入れて作った水槽が1カ月間しか展示されないのがちょっと惜しいですが、今回は特に惜しい気がします…
今回の飼育日誌では、もうすぐ展示期間が終わってしまう12月のマンスリー水槽のこだわりポイントをお伝えします!
【こだわりポイント① ベタの水替えの頻度】
ベタはよく「グラスや小さな容器でも飼える!」と言われ、今回の展示でもワイングラスでご覧いただいてますが、実際に飼育をしてみると「グラスで飼うのってむずかしい!」と思いました。
私が探したお手頃価格のワイングラスの中で、一番大き目のグラスを使っていますが、普通の水槽に比べると水の量はとっても少ないです。
なので、すぐに水が悪くなってしまい、何もせずほっておくとベタたちが体調を崩してヒレがどんどん裂けてしまいます。
当初は一日一回水を交換していましたが、ヒレの裂けが増している気がして今は開館前と閉館後の二回行っています。
小さなお家で申し訳ないのと、大きくて美しいヒレをご覧いただけるよう、水替えの頻度にこだわっています!
【こだわりポイント② 装飾のスワッグカーテン】
ツリーの後ろに白いカーテンがあります。
このカーテンは私の自作で、フェルトのような布とグルーガンで作りました。
中央の段々になっているカーテンを「スワッグカーテン」といいます。
お城や宮殿にありそうなエレガントな雰囲気で、「スワッグカーテンを取り付けたらロマンチック感が倍増するかも!?」と、軽い気持ちで作り始めましたが、綺麗な波を作るのが意外と難しい!
かなり苦戦しました。
ですが、このカーテンのお姫様感を演出したくてどうにかそれっぽく作れたのですが、
水槽が完成して初めて気づきました。
あってもなくてもあんまり変わらなかったような…
あまり目立ってませんが、こだわって作りました!
【こだわりポイント③ 種名板に隠された物語】
各水槽には「種名板」という生き物の解説をしている看板があり、このマンスリー水槽の種名板は二カ所あります。
毎月の担当者がデザインから文章まで作りますが、その種名板のこだわりポイントです!
今までは全く同じ内容の二枚を掲載していましたが、この二枚、見比べてみるとある一カ所だけ違いがあります。
気付きましたか??
ホワイトクリスマスには、なにか素敵な物語がありそうですよね。
展示期間も残りわずかですが、
是非、こだわりポイントにも注目してみてください!
黒川