飼育日誌
2017.10.02
すぐそばにあるもの
気づけばすっかり肌寒くなり、聞こえてくる音も、セミの鳴き声からコオロギの鳴き声にかわりました。
7月14日より始まった夏の特別企画展“ふれあい夏まつり”では、多くの方に来館いただき、毎日を忙しく過ごしていました。
充実した日々と共に、急ぎ足で過ぎてしまった夏・・・・・・・・かわりに秋はじっくりと楽しみたいものです。
現在開催している特別企画展では、身近な生き物で感じる“秋”をご紹介していますが、
真ん中のスペースでは、ちょっとだけ落ち葉やどんぐりをご紹介しています。
身近なところにある落ち葉を集めてみたのですが、あらためて葉っぱを見てみると面白い発見がたくさんありました。
身近な樹木の代名詞、サクラの葉っぱには“柄”に小さなコブがあります。
このコブ、じつは蜜が出る蜜腺なのです。
蜜というと花にあるイメージがありますが、こんなところから蜜がでるものもあるんですね。
そしてこちらの落ち葉。 なんの葉っぱか分かりますか?
とても大きなこの葉っぱは、“桐箪笥”でおなじみの“キリ”の葉っぱです。
私自身、キリがこんな大きな葉っぱをつけることを知りませんでした。
すぐそばに落ちている葉っぱにも、面白いことがたくさんあるものです。
皆さんも、童心にかえって“落ち葉ひろい”してみませんか?
亀ヶ谷