飼育日誌
2017.04.21
ゴキブリの脱皮
こんにちは!
今日は私の担当している、マダガスカルオオゴキブリのお話をしたいと思います。
※写真もありますので、苦手な方はご注意ください!
「ゴキブリ」と言っても、皆さんが想像するような猛スピードでカサカサ動くゴキブリとは少し違います。
羽がなく、脅かさなければゆっくりのろのろと歩き、手に乗せることもできます。
また相手を威嚇するときには、体中にある「気門」と呼ばれる穴から空気を出し、「シュー!!」と音を出します。
よくふれあいワゴンにも登場してもらっていますが、先日、ある光景を目にしました。
いつものようにふれあいワゴンに登場してもらおうと、展示水槽のフタを開けたときです。
??!!
白いものがいる!!!!
脱皮してるーーーーーーー!!!!
今まさに「よいしょ、よいしょ」と脱皮をしているところでした!
急いでカメラを取りに行き、写真を撮りました。
まだお尻が出きっていないのがわかると思います。
ああ、ピントが合わない…
もたもたしているうちに完全に出きってしまいました…
水槽の中にカメラを入れてアップでとると、
触角の先は透き通ったきれいな白色をしています。
以前も脱皮直後は見たことがありましたが、その時は4時間後くらいには元の色に戻っていました。
白色のままだったら、ゴキブリとは思えないですよね。
私は虫が苦手で、その中でもゴキブリはズバ抜けて嫌いでした。
でも、毎日お世話をして色々調べてみると、だんだん可愛く思えてきてしまうんですよね。
皆さんも、ふれあいワゴンでマダゴキちゃんに当たった時は、思い切って触ってみてください。
意外にも違った印象を受けるかもしれません。
黒川