飼育日誌
2017.01.19
「発電魚展」その1
皆さん今日は。
新年を迎えて、より多くのお客様に楽しんで頂けるよう、本年も頑張っていきたいと思います。
さて今回ご紹介するのは「発電魚展」についてです。
発電魚は電気を出して、その電気を利用している魚たちのことです。
発電魚には、強い電気を出す「強電魚」(これは触るとしびれます)と、弱い電気しか出せない「弱電魚」(触ってもしびれませ)とに分けられます。
今回ご紹介するのは、発電魚のシンボルフィッシュともいうべき、デンキウナギです。
生物が出す電気としては、最大の800ボルト近い記録を持っています。
このデンキウナギ、実はウナギではありません!
ウナギに良く似ているのですが、全く別の種類の魚になります。
ウナギに形が似ているからウナギと付くだけなのです。
このデンキウナギがどうして強い電気を出せるのかと言いますと・・・。
こちらの写真にヒントが。
あれ何か顔の下に黒いものが。
そう、これはフンです。
なんとデンキウナギは顔の下に、肛門があるのです!
デンキウナギは、体の前方の橙色になっている辺りに内臓が収まっており、それ以外の体の大部分を発電のための発電器官が占めているのです。
ウナギではないデンキウナギ、まだまだ面白い生態などもあります。
ぜひとも発電魚展でその姿を見に来て下さい!
ちなみに展示しているのは、かなり大きなデンキウナギですよ!
必見です。
でも発電魚はデンキウナギだけじゃない、というのを今回の「発電魚」展ではご紹介出来ればと思っています。
波多野 順