飼育日誌
2016.05.19
厳しい生存競争
ある日の朝のこと、水槽の見回りをしているといつもより水が濁っている水槽がありました。
![写真1](/cms/wp-content/uploads/2016/05/66e091bc2d19932de79e174ad215915d2-630x420.jpg)
いろいろと原因を考えていましたが、日向ぼっこしているカメを見てそれがわかりました。
![写真2](/cms/wp-content/uploads/2016/05/8169add18e93b0f7c94cd8e7fbe321c51-630x419.jpg)
よーく見てみると・・・
![写真3](/cms/wp-content/uploads/2016/05/014cfe2668299a72d0f3addb9bbd26f3.jpg)
魚の卵がたくさんついています。見回り前に魚の産卵があったようです。
産んだのはおそらくコイかフナでしょう。
そのことをふまえて水槽をよく見ると、あちこちにびっしりと卵がありました。
すごい量です。図鑑によると1回の産卵数は20万から60万粒にもなるそうです。
![写真4](/cms/wp-content/uploads/2016/05/373697687e8e7f29a5ccb937d90d8363-630x420.jpg)
水温が20度だと4日でふ化するそうで、どうなるか見ていると次の日…
![写真5](/cms/wp-content/uploads/2016/05/27aa892adfe54b2c6c39e694d9308108-630x420.jpg)
あれ?ほとんどない。
そのそばでは岩についている卵を吸い込むコイの姿が…
生き残るのは厳しい競争を勝ち抜いたものだけなんですね。
ですが同じ水槽の中には、そんな競争を勝ち抜いたものがいます。
![写真6](/cms/wp-content/uploads/2016/05/b50ead066b46833375899de0fd2c0baf-630x420.jpg)
小さなカワムツは昨年水槽でうまれたものです。
はじめは他の魚たちに食べられないものかと心配していましたが、襲われる様子もなく大きな魚たちに混じってすくすくと育っています。
これからもカワムツの成長を見守っていきたいと思います。
竹本