先日、坂道水槽のアユたちに餌をあげていたときのことです。

なにやら視線を感じると思っていたところ･･

1匹のベンケンガニがこちらをジッ･･とにらんでおります。

よく見てみると、もう1匹のカニをはさみで抱え込んでいます。

これは･･！うわさの交尾前ガード!?

交尾前ガードとは甲殻類にみられる行動で、雄が交尾前に雌を確保することを指します。

これは、他の雄に雌をとられないようにしているとも、雌を守っているとも言われています。

この雄も、雌が動こうとしてもひしっとハサミで抱きとめ、ちゃっかり一番後ろの脚をつかんでいました。

今まで坂道水槽のカニたちは、水槽内に設置した流木の上にいることが多く、あまり存在感がなかったのですが、カニさんロープが登場してからはよく動き回り、面白い行動もみられるようになりました。

皆さんも是非、存在感を増したカニたちを観察してみてください。

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