飼育日誌
2015.05.11
金〇 ~夢の跡~
「金魚玉手箱」
オートリー・ヘップバーン・イベント、略して「オオトリ」イベント。
5月9日(土)、平賀養魚場から金魚の専門家をお招きして「たかが和金、されど和金」を開催いたしました。
和金は、熱帯魚などの活き餌(餌金)として、大量生産され安価に売られていますが、飼育すると大変楽しめる品種です。
「餌金は、どうして皆オレンジ色なのでしょうか?」
かつて、養魚場で質問したことがあります。
更紗(オレンジと白のまだら)模様も作れない事は無いのですが、売れ行きが悪くなるらしいのです。
なぜか?
金魚に個性が出て、餌として与える度に可哀想に思ってしまい、良心の呵責に苛まれるようになり、購入も控えがちになってしまうのだそうです。
和金は、胴長で体表の面積が広いですから、鱗並び、色模様が鮮明に映ります。
綺麗な更紗模様の個体は、大変魅力的です。
鰭も短いため、老成化しても、すぼめたり垂れたりする事がなく、いつまでも活き活きと遊泳してくれます。
また、ピンポンパールなどの品種と比べれば、明らかに丈夫です。
さらに飼い方しだいで、背が盛り上がった見事な体型になるので、飼育テクニックを楽しむことも可能です。
良い事ずくめの和金!
講座では、なんと参加者にはもれなくミツオワキンを『3尾セット』でプレゼントしちゃいました。
大好評を頂戴しました、金魚玉手箱も、終了となりました。
私が一番楽しんだことは、誰の目にも明らかなようですが、私の次に、皆様にお楽しみいただけたのではないかと期待しています。
次回、いつの日か、「私の愛した金魚展」で、お会いしましょう。
さよなら、サヨナラ、SAYONARA