飼育日誌
2015.05.01
野生魚のような・・・
金魚とサンゴ礁にいる魚が一緒に泳ぐ水槽。
皆さん、気がつきましたか?
金魚が怪我をしないように、柔らかいイミテーションのサンゴをレイアウトしています。
この水槽、混泳当初には眼の上の皮膚をトゲチョウチョウウオに度々つつかれてヤナギデメキン4尾が負傷するなど、多難な船出でした。
※ヤナギデメキンは傷を癒して再び展示水槽に戻り、トゲチョウチョウウオは予備水槽にお下がりいただきました・・・。
さて、そんなヤナギデメキンですが、フナのように1枚尾で、ワキンを少し細くしたような体型です。
ただ、顔がデメキンで眼が大きく飛び出しています。
サンゴ礁を泳ぐシュモクザメをイメージして、海水魚と混泳させたのですが、本当に丈夫で機敏です。
「金魚が傷つかないように、とがった岩などは水槽に入れない・・・」
なんて文章、この品種にはまったく無意味なようで
(^_^;)
水槽のメンテナンスの時にも、手網を「すんで」でかわして、岩穴に逃げ込んで出てこない。
まるで、野生魚のような敏捷さ!!
ちなみに展示しているのは、佐々木養魚場産の『元祖』ヤナギデメキンです。