飼育日誌
2014.05.24
ある日の閉館後・・・
今日はお客様が帰られた後、閉館後の様子をご紹介します。
水槽の架台の下に、頭を突っ込む2人の飼育員。
何をしているかというと、水槽の水をキレイにする「濾過槽」のメンテナンスを行っていたんです。
生き物は私たちと同じように、ご飯を食べて、ウンチやおしっこをします。
排泄物などで汚れた水は、濾過槽へと流れていきます。
濾過槽では、目の細かい砂で汚れをろ過し、バクテリアによって、体に悪い成分が分解されます。そしてキレイになった水は、また水槽へと戻っていきます。
濾過槽は生き物を飼育するのに、とっても重要なんです。
その濾過槽には、取った汚れがどんどん溜まっていきます。そのままにしておくと、水をキレイにする力が無くなってしまうので、定期的に濾過槽を掃除する「逆洗」という作業を行っています。
写真の2人は、その逆洗作業中。砂を手でかき混ぜながら、浮き出てきた汚れを水ごと捨てていきます。
水は冷たく、手はかじかみますが、30分ほど砂をかき混ぜ続けます。
作業が終わると水槽の水も澄み、魚たちも心なしかご機嫌に見えます。
生き物たちが健康に暮らせるように環境を整えていくことは、飼育員の大切な仕事。
閉館後は、じっくり生き物たちとの時間に費やしています。