飼育日誌
お知らせ
2024.10.20
「妖しい灯火」
みなさんこんにちは。
10月も後半に入り、あの日が近づいてきました。
そうです!ハロウィンです!
みなさんはハロウィンと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
魔女やクモ、骸骨、コウモリ……いろいろあるかと思います。
ちなみに私はというと、最初に「カボチャ」が思い浮かびました。
ハロウィンの夜、街並みを彩るのは大小さまざまなオレンジ色のカボチャ。特に、中をくり抜いて火を灯した“ジャック・オー・ランタン”はハロウィンの象徴といっても過言ではありません。
そこで、10月のマンスリー水槽ではそんな“ジャック・オー・ランタン”をテーマにハロウィンの装いにしてみました!
ランタンを灯す小さな炎になぞらえて、ファイアーテトラを展示しています。
ファイアーテトラは南米のアラグアイア川などに生息する、体長2 cmほどの小さなカラシンの仲間です。温和な性格で、この水槽の中でも群れを作って泳ぐ姿をご覧いただけるかと思います。
テトラの仲間でもかなり小さい種類で、水槽で見てみると体がほぼ透明に見える個体が多いです。鰭は少し赤みがかっていますが、あまり炎っぽくはないかもしれません。
しかし、よくよく見てみると…少しだけ大きな個体が混ざっています。
他の小さい個体と比べると体までしっかりオレンジ色で、絶妙な透け感も相まって本当にゆらめく炎のよう!
飼い込むとさらに赤みが増すようで、別名レッドテトラとも呼ばれています。
ちなみに、大きな個体とは言ったものの、実際は2.5 cmほどしかありません…。
ハロウィンを灯す小さな炎、なかなか探し出すのは難しいですが、マンスリー水槽を訪れた際にはぜひ探してみてくださいね。
狩俣