飼育日誌
2023.01.01
いるけど、いない
新年あけましておめでとうございます。
現在開催中の「相模のカニ展」では、私の好きなカラッパを(また)展示しています。前回はミニトーク水槽で、呼吸している時の水が噴水のように出る様子を紹介しました。
同じ展示の仕方では面白くないので、今回はカラッパが砂の中に潜っている様子を見てもらおうと思いました。
ここが、まず私の考えが浅いところでした。
もぐっているといっても、探せばわかるだろうと…
写真の中に2匹のカラッパが隠れています。
左側に少し体が出ているのが見えますね。まず1匹確保。余裕です。
もう1匹、いる?
よ――――――――く砂の上を見ると、目がありました!2匹目なんとか確保。これは難易度が高すぎます。
ですが、タイミングによっては本当にどこにいるかわからない時があります。
いくら探しても、ぜんぜんわかりません。
でも、絶対に2匹のカラッパがいるのです。
いるけど、いないカラッパ。その隠れ上手さを目の当たりにすると「すごいなぁ~」と感動します。これはこれで面白いからまぁいいか。
ちなみに、ちゃんと全身が見える水槽も(噴水も)ありますので、そちらも楽しめます。
どうぞご覧下さい。
竹本