飼育日誌

2022.04.29

サラシンメダカの稚魚、生まれました!

こんにちは。
現在開催中の特別企画展「メダカ展」で嬉しいことがありました。
なんと、サラシンメダカの稚魚が生まれたのです!

私も初めて見るサラシンメダカの稚魚。最初の印象は “でかい!!” でした。日本のメダカの稚魚と比べると、1.5倍くらいあるように感じます。

下の写真は生まれてから1ヶ月くらいでしょうか。すでに1cmを超える勢いです。

サラシンメダカは、インドネシアにあるスラウェシ島にのみ生息する大型のメダカの仲間です。成魚になると大きさは7㎝程と、メダカとは思えない迫力があります。

しかし大きさもさることながら、サラシンメダカには他の多くのメダカには見られないユニークな生態があります。
なんと……メスがヒレで卵を抱えて守るのです!!

イメージできますか…? 実際に守っている様子が下の写真です!

ヒレに包まれている卵が分かりますでしょうか。
多くのメダカの仲間は、メスが一度お腹に卵を抱えた後、すぐに水草などに産み付けてしまいますが、サラシンメダカはそのまま腹ビレで抱え込み、卵が孵化するまでずっとお腹で保育するのです。

こういった生態をもつメダカはスラウェシ島でしか見つかっていません。とっても不思議なメダカですよね。
これから稚魚がどんな風に成長するのか、楽しみで仕方ありません!

メダカ展では、他のメダカたちの稚魚も見られるかもしれませんよ~。ぜひ足を運んでみてください!

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

山田


2024年11月
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